LLMTool
パラメータタイプのリスト »LLMTool["name",params,fun]
LLMが params で記述されたパラメータに fun を作用させるために使えるツールを表す.
LLMTool[{"name","description"},params,fun]
説明を使ってLLMにプロンプトを送る.
詳細
- LLMToolは,通常,大規模言語モデル(LLM)に厳密な答あるいは最新情報を与えるために使われる.
- LLMToolを使うと,ツールの使い方,その機能および引数について説明するLLMのプロンプトに変更が加えられる.
- LLMは,"name"を指定することでツールを使うことができる.この"name"はLLMの使用を効果的にトリガするための実際のツールの機能を説明するものでなければならない.ツールについての追加の詳細は"description"で与えることができる.
- ツールの呼び出しはLLMToolRequestに解析され,評価結果が文字列としてLLMに送られる.
- params と fun の形式はAPIFunctionに似ている.
- 次は,params の有効な形式である.
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"name" 文字列パラメータ "name"type 型付きパラメータ {spec1,spec2,…} パラメータのリスト - 次は,type の有効な形式である.
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"form" Interpreterがサポートする形式 Interpreter[…] 任意のInterpreterオブジェクト assoc パラメータの扱い方についての詳細を与える連想 tfun 文字列に適用する関数 - 次は,assoc の可能な要素である.
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"Interpreter" "String" インタープリタタイプ "Help" Missing[] プロンプト情報 "Required" True パラメータが必要かどうか
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (3)
複数の異なる入力解釈を使ってベキ級数展開を計算するツールを定義する:
LLMに,答えるためには級数展開についてクエリしなければならない質問をする:
パラメーターを都市のリストとして解釈してTravelDistance関数を公開するツールを定義する:
Wolfram言語コードを実行するためのプロンプトを含むツールを定義する:
LLMが書いた完成文をプロンプトとツールの呼出しを除いて取得する:
LLMToolRequestオブジェクトとLLMToolResponseオブジェクトのリストを取得する:
テキスト
Wolfram Research (2023), LLMTool, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LLMTool.html.
CMS
Wolfram Language. 2023. "LLMTool." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/LLMTool.html.
APA
Wolfram Language. (2023). LLMTool. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LLMTool.html