LeviCivitaTensor
d 次元のレヴィ・チビタ(Levi-Civita)の完全に反対称のテンソルを返す.
詳細
- LeviCivitaTensor[d]は,各次元で長さ d である階数 d のテンソルを返す.
- LeviCivitaTensor[d]の要素は0,-1,+1で,Signatureをその指数に適用して得ることができる.
- LeviCivitaTensorは,デフォルトで,SparseArrayオブジェクトを与える.LeviCivitaTensor[d,List]は通常の配列を返すのに対し,LeviCivitaTensor[d,SymmetrizedArray]は対称化された配列を返す.
例題
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スコープ (5)
LeviCivitaTensorは疎な配列を返す:
より高次の結果をSymmetrizedArrayオブジェクトとして得る:
アプリケーション (2)
無限小回転行列 は,レヴィ・チビタテンソルによる角速度 の縮約である:
回転力学における多くの操作は,,トルク でのベクトルの縮約である:
レヴィ・チビタテンソルによるTensorProductの縮約は,SymmetrizeとHodgeDualを組み合せる:
三次元では,ホッジ双対はベクトルの外積とTensorWedgeを同定するためにしばしば使われる:
特性と関係 (7)
レヴィ・チビタテンソルの構成要素はSignatureの値と一致する:
LeviCivitaTensor[d,List]は,Normalをレヴィ・チビタテンソルに適用することに等しい:
レヴィ・チビタテンソルのSparseArray表現には 個の項が含まれる:
SymmetrizedArray表現は単一の成分しか保存しない:
LeviCivitaTensor[d]は対称性Antisymmetric[{1,…,d}]を有する:
次元 のLeviCivitaTensorは,その次元における1のHodgeDualである:
行列式Det[m]は,m 番目の行あるいは列のレヴィ・チビタテンソルへの縮約である:
次元 のCrossは,ベクトルのレヴィ・チビタテンソルへの縮約である:
テキスト
Wolfram Research (2008), LeviCivitaTensor, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LeviCivitaTensor.html (2014年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2008. "LeviCivitaTensor." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/LeviCivitaTensor.html.
APA
Wolfram Language. (2008). LeviCivitaTensor. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LeviCivitaTensor.html