LinkConnect
LinkConnect["name"]
他のプログラムにより設けられたWSTPリンクに接続する.
詳細とオプション
- LinkConnectは,デフォルトで共有のメモリリンクを使う.
- オプションのLinkProtocolで他のデータ転送プロトコルを指定することができる.
- LinkConnectは,オプション設定のLinkProtocol->"TCPIP"を使ってリモートのコンピュータシステムにあるポートに接続することができる.
- LinkConnectはLinkObjectを返す.
- LinkConnectをLinkCreateと併用することでピアツーピア形態の通信回線を2つのWolframシステムプロセス間に設けることができる.
- LinkConnectを使い,他方のWolframシステムプロセスにおけるLinkCreateの呼出しにより設けられたリンクに接続することができる.
- LinkConnectを使い,適切なWSTPライブラリ関数の呼出しによりWSTPリンクを設けた外部プログラムに接続することができる.
- mccとmprepを使いWSTPテンプレートをもとに作成された外部プログラムは,コマンドラインに-linkcreateの引数指定が与えられたとき通常WSTPリンクを設置するようになっている.
- LinkConnectは,WSTPライブラリのWSOpenArgv()に相当する関数を内部で呼び出す.
- WSTPリンクの接続先にまだ何もプログラムが接続していないときでも,関数LinkConnectは即座に戻り,ブロックすることはない.
例題
例 (1)
補助的なWolfram言語カーネルプロセスを起動し,TCPIPポート8000を聞くように設定する:
kernelの$ProcessIDを得る:
現行Wolframシステムセッションの$ProcessID:
Wolfram Research (1996), LinkConnect, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LinkConnect.html (2007年に更新).
テキスト
Wolfram Research (1996), LinkConnect, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LinkConnect.html (2007年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1996. "LinkConnect." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/LinkConnect.html.
APA
Wolfram Language. (1996). LinkConnect. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LinkConnect.html