MemoryConstrained
MemoryConstrained[expr,b]
式 expr を評価し,b バイト以上のメモリが要求されると,その評価を停止する.
MemoryConstrained[expr,b,failexpr]
メモリの制限条件が満たされないと failexpr を返す.
詳細
- MemoryConstrainedは,expr の評価中,必要な追加メモリ領域が b バイトを超えると expr の評価を停止するために割込みを発生する.
- MemoryConstrainedは,評価が中断された場合にのみ failexpr を評価する.
- MemoryConstrainedは,評価が中断され,かつ failexpr が指定されていない場合は$Abortedを返す.
- MemoryConstrainedによって生成される中断はAbortProtectによって無効にされることがある. »
- MemoryConstrained[expr,Infinity]はメモリに制限条件を課さない.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (2)
特性と関係 (4)
ネストしたAbortProtectでMemoryConstrainedの動作をブロックすることができる:
包み込んでいるAbortProtectはMemoryConstrainedによって無効にされる:
MemoryConstrained内のコードは終了されるがAbortProtectは完了まで継続される:
MemoryConstrainedはCheckAbortの第1引数を制約できるが第2引数は制約できない:
テキスト
Wolfram Research (1988), MemoryConstrained, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MemoryConstrained.html (2007年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "MemoryConstrained." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/MemoryConstrained.html.
APA
Wolfram Language. (1988). MemoryConstrained. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/MemoryConstrained.html