Overlay
Overlay[{expr1,expr2,…}]
すべての expriのオーバーレイとして表示する.
Overlay[{expr1,expr2,…},{i,j,…}]
expri, exprj, …のオーバーレイとして表示する.
Overlay[{expr1,expr2,…},{i,j,…},s]
exprs内の選択とコントロールのクリックを可能にする.
詳細とオプション
- expriはグラフィックス,テキストその他の任意の式でよい.
- Overlay[{expr1,expr2,…}]では,後方の expriは前方のものの上に描画される.
- Overlay[exprs]はOverlay[exprs,All,None]に等しく,すべての expr のオーバーレイとして表示される.
- Overlay[exprs]は,デフォルトで,expr 内での選択は許容しない.
- 使用可能なオプション
-
Alignment {Automatic,Automatic} 表示エリア内のオブジェクトの並べ方 Background None 使用する背景色 BaselinePosition Automatic 周囲のテキストのベースラインと何を揃えるか BaseStyle {} 表示オブジェクトのベーススタイル指定 ContentPadding True コンテンツの周囲にぴったりするように,余白を縮めるかどうか FrameMargins Automatic フレーム全体の内側に残す余白 ImageMargins 0 表示オブジェクトの画像の周囲の余白 ImageSize Automatic 表示オブジェクトの全体的な画像の大きさ - Overlayは,デフォルトのオプション設定であるImageSize->Automaticとのきは,現在表示されている expriが表示できるだけのスペースを残す.
- Overlayはオプション設定をImageSize->Allとすると,全体のサイズが変わらないように expriの最大サイズが表示できるだけのスペースを残す.
- BaseStyleの設定は,現行スタイルシートの"Overlay"スタイルで与えられるデフォルトスタイルに追加される.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (5)
一般化と拡張 (1)
要素が1つのOverlayはPaneSelectorの動作に似ている:
オプション (5)
アプリケーション (3)
考えられる問題 (2)
透過性を使ったり背景の色を除いたりすると希望の外観になるかもしれない:
Overlayはアクティブな層にないツールチップの発動を防ぐ:
おもしろい例題 (2)
Wolfram Research (2010), Overlay, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Overlay.html.
テキスト
Wolfram Research (2010), Overlay, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Overlay.html.
CMS
Wolfram Language. 2010. "Overlay." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Overlay.html.
APA
Wolfram Language. (2010). Overlay. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Overlay.html