OwnValues
OwnValues[x]
シンボル x について定義された自身の任意の値に対応する変換規則のリストを与える.
OwnValues["symbol"]
"symbol"という名前のシンボルが存在する場合に,そのシンボルについて定義されたそれ自身の値すべてに対応する変換規則のリストを与える.
詳細とオプション
- Ownvaluesはそのままで現れるシンボルの定義である.
- OwnValues[x]=list の形の割当手を行うことで x のそれ自身の値を指定することができる.
- OwnValuesが返すリストはHoldPattern[lhs]:>rhs の形の要素を持つ.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (3)
特性と関係 (6)
値は即時的割当てによっても遅延的割当てによっても定義できる:
HoldPatternが使われ,それ自身の定義規則が保護される:
OwnValuesは属性HoldAllを持ち,自身の引数値から守られる:
指定されたシンボルが存在しない場合,OwnValues["sym"]はメッセージを出す:
DefinitionとInformationは自身の値を表示するがそれを値としては返さない:
OwnValuesはプログラムで使える値を返す:
テキスト
Wolfram Research (1991), OwnValues, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/OwnValues.html (2022年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1991. "OwnValues." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/OwnValues.html.
APA
Wolfram Language. (1991). OwnValues. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/OwnValues.html