PrimePi

PrimePi[x]

x 以下の素数 TemplateBox[{x}, PrimePi]の数を与える.

詳細とオプション

  • PrimePiは素数計数関数としても知られている.
  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • TemplateBox[{x}, PrimePi]x 以下の素数を数える.
  • TemplateBox[{x}, PrimePi]のとき漸近展開 を持つ.
  • 次は,使用可能なオプションである.
  • Method Automatic使用するメソッド
    ProgressReporting $ProgressReporting計算の進捗状況を報告するかどうか
  • 次は,Methodの可能な設定である.
  • "DelegliseRivat"DelégliseRivatアルゴリズムを使う
    "Legendre"ルジャンドル(Legendre)の公式を使う
    "Lehmer"レーマー(Lehmer)の公式を使う
    "LMO"LagariasMillerOdlyzkoのアルゴリズムを使う
    "Meissel"Meisselの公式を使う
    "Sieve"エラストテネス(Erastosthenes)の篩を使う

例題

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  (3)

15までの素数を計算する:

素数の計数関数をプロットする:

InfinityにおけるPrimePiの最高次の漸近を求める:

スコープ  (10)

数値評価  (5)

PrimePiは整数に使うことができる:

有理数に使う:

実数に使う:

PrimePiは大きい数に使うことができる:

PrimePiはリストに縫い込まれる:

記号演算  (5)

PrimePiの従来の数学表記:

PrimePiを含む方程式の解の例を求める:

積分を評価する:

PrimePi関数を認識する:

漸近関係を求める:

漸近関係を確かめる:

オプション  (6)

Method  (5)

素数の計数に使うためにルジャンドル(Legendre)法を指定する[MathWorld]:

計算時間を比較する:

素数の計数に使うためにレーマー(Lehmer)法を指定する[MathWorld]:

計算時間を比較する:

素数の計数に使うためにDelégliseRivat法を指定する:

計算時間を比較する:

素数の計数に使うためにMeissel法を指定する[MathWorld]:

計算時間を比較する:

素数の計数に使うためにLagariasMillerOdlyzko (LMO) を指定する:

計算時間を比較する:

ProgressReporting  (1)

デフォルトで,PrimePiは進捗状況を報告しない:

ProgressReporting->Trueと設定すると,PrimePiは計算の進捗状況を表示するようになる:

アプリケーション  (22)

基本的なアプリケーション  (7)

PrimePi関数を可視化する:

PrimePiの螺線:

素数の六角螺線:

PrimePi関数のContourPlot

RiemannR関数とPrimePi関数の差をプロットする:

100以下のすべての素数を求める:

ある区間の素数の数を数える:

近似  (7)

PrimePiの近似:

PrimePiを推定値と比較してプロットする:

3より大きい について,TemplateBox[{x}, PrimePi]が下界で が上界である:

は,について,TemplateBox[{x}, PrimePi]以内にある:

リーマン(Riemann)予想が正しければ,について TemplateBox[{{TemplateBox[{x}, PrimePi], -, TemplateBox[{x}, LogIntegral]}}, Abs]<(sqrt(x) log(x))/(8 pi)である:

EulerPhiを使って素数を数える:

HardyWrightの式に基づいてPrimePiを計算する:

Accumulateを使ってPrimePiを計算する:

整数論  (8)

までの双子素数(の形の素数ペア)を求める:

双子素数とPrimePiの列をプロットする:

番目のラマヌジャン素数は,すべての について である最小の数 である:

ラマヌジャン素数の列をプロットする:

ラマヌジャン素数とPrimePiの数を比べる:

番目の素数までの素数積(階乗に似た,連続する素数の乗算)を計算する:

までの素数積と階乗を比較する:

までの素数積と階乗の差をプロットする:

チェビシェフ(Chebyshev)のシータ関数をプロットする:

までの素数ベキを計算する:

までのすべての素数ベキを数える:

素数ベキの数をグラフにする:

素数ベキの数をPrimePiと比較する:

について であるとするHardyLittlewoodの第2の予想を可視化する:

であるなら は2より大きい連続する素数であり,の間に少なくとも4つの素数があるとするブロカール(Brocard)の予想をプロットする:

ゴールドバッハ(Goldbach)の分割,つまり となるような素数(, )のペアを求める:

ゴールドバッハの予想をグラフにする:

TemplateBox[{x}, PrimePi]=TemplateBox[{x}, EulerPhi]のたった8つの解:

特性と関係  (5)

PrimePiの最大定義域:

PrimePiのときと漸近的に等しい:

LogIntegralとも漸近的に等しい:

PrimePiPrimeの逆関数である:

PrimeQを使って素数を数える:

数学関数の実体:

PrimePiの積分表現:

考えられる問題  (1)

評価時間は指数的に増大する:

おもしろい例題  (3)

PrimePiの値の差に基づいて彩色されたウラム(Ulam)の螺線:

PrimePi関数に基づいた経路を生成する:

より小さい素数によって生成された有向グラフを使って多面体を構築する:

Wolfram Research (1991), PrimePi, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PrimePi.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1991), PrimePi, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PrimePi.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1991. "PrimePi." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/PrimePi.html.

APA

Wolfram Language. (1991). PrimePi. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PrimePi.html

BibTeX

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