RealDigits
RealDigits[x]
近似実数 x における桁と小数点の左にある桁数とのリストを与える.
RealDigits[x,b]
x における b 進数の桁のリストを与える.
RealDigits[x,b,len]
len 桁のリストを与える.
RealDigits[x,b,len,n]
bnの係数から始まる len 桁を与える.
詳細
- RealDigitsは,標準的な位取り記数法と同じように最上位桁から返す.
- RealDigits[x]は,通常Round[Precision[x]]に等しい長さの桁のリストを返す.
- RealDigits[x]やRealDigits[x,b]では,通常 x がNで返されるような近似実数であることが要求される.RealDigits[x,b,len]は厳密な数値にも適用する.
- 終端桁を拡張した整数や有理数に対しては,RealDigits[x]は通常の桁数リストを返す.無限桁数を拡張した有理数に関しては aiに続いて biが無限に繰り返される{a1,a2,…,{b1,b2,…}}の形式のリストを返す. »
- len がPrecision[x]/Log[10,b]よりも大の場合,剰余の桁はIndeterminateとして満たされる.
- RealDigits[x,b,len,n]は,必要に応じてゼロで打ち切り,または埋め合せた係数 bnである桁から開始する. »
- RealDigits[x,b,len,-1]は,x における b 進数の小数点の右側にある桁から開始する.
- RealDigits[x,b,Automatic,n]は,固定精度数内で可能な限り多くの桁を返す.
- RealDigits[x,b]における底 b は,整数である必要はない.b>1のような任意の実数の b について,RealDigits[x,b]は負ではない剰余を残して除去することができる b のベキの最大の整数倍数を求める.
- RealDigits[x]は x の符号を放棄する.
- RealDigits[0.]は{{0},-Floor[Accuracy[0.]]}を返す.
- FromDigitsはRealDigitsの逆として使われる.
例題
すべて開くすべて閉じる一般化と拡張 (2)
アプリケーション (6)
この2つの数の間の距離は2(e-1) $MachineEpsilonである:
考えられる問題 (2)
有効精度では分からない桁はIndeterminateとして埋められる:
基底が2以外の場合,与えられる桁数は数の再構築には十分ではない場合がある:
x と1を区別するのにRound[MachinePrecision]小数桁以上が必要である:
InputFormは数の一意的な構築に十分な桁数を使う:
テキスト
Wolfram Research (1991), RealDigits, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RealDigits.html (2007年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1991. "RealDigits." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/RealDigits.html.
APA
Wolfram Language. (1991). RealDigits. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RealDigits.html