SubstitutionSystem
SubstitutionSystem[rule,init,t]
t ステップについての初期条件 init から指定された規則による,置換系の進化を表すリストを生成する.
SubstitutionSystem[rule,init]
init を1ステップ進化させた結果を与える.
SubstitutionSystem[rule]
1ステップの進化に相当するSubstitutionSystemの演算子形である.
詳細
- SubstitutionSystem[rule,…]では,rule は次の形でよい.
-
{i1rhs1,i2rhs2,…} リスト置換系 {"s1"rhs1,"s2"rhs2,…} 文字列置換系 - リスト置換系では,rhsiは任意長のリストあるいは任意の深さの矩形配列でよいが,すべてが同次元でなければならない.これは,整数等の個々の要素でもよい.
- 文字列置換系では,rhsiは任意長の文字列でよい.
- リスト置換系も文字列置換系も,パターンを含む規則を持つことができる.しかし,rhsiに出現するオブジェクトはすべて指定された規則で定義される変換を持たなければならない.
- リスト置換系はSparseArrayオブジェクトに使うことができる.
- 文字列置換系では,初期条件 init は文字列でなければならない.リスト置換系では,これは深さが rhsiの深さと等しい配列でなければならない.
- SubstitutionSystem[rule,init,tspec]では,時の指定 tspec は以下のいずれの形式でもよい.
-
t 0から t までのすべてのステップ {t} ステップ t のみを含むリスト {t1,t2} ステップ t1からステップ t2まで {t1,t2,dt} ステップ t1,t1+dt,… - SubstitutionSystemは,SequenceReplaceやStringReplaceと同じように,各ステップで最初に置換されたものを使う.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (16)
高次元リスト置換系 (5)
考えられる問題 (1)
SubstitutionSystemは,常に適用される最初の置換だけを使う:
Wolfram Research (2015), SubstitutionSystem, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SubstitutionSystem.html.
テキスト
Wolfram Research (2015), SubstitutionSystem, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SubstitutionSystem.html.
CMS
Wolfram Language. 2015. "SubstitutionSystem." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/SubstitutionSystem.html.
APA
Wolfram Language. (2015). SubstitutionSystem. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SubstitutionSystem.html