TanDegrees

TanDegrees[θ]

度の正接を与える.

詳細

  • TanDegreesおよびその他の三角関数は,高等学校の幾何の授業で学ばれ,多くの科学分野で使われている.
  • TanDegreesの引数の単位は度であると想定される.
  • TanDegreesは,その引数がの単純な有理数倍のときは自動的に評価される.より複雑な有理数倍のときはFunctionExpandが使えることもある
  • TanDegreesは,直角三角形の対辺と隣辺の比である.
  • TanDegreesは,恒等式TemplateBox[{x}, TanDegrees]=(TemplateBox[{x}, SinDegrees])/(TemplateBox[{x}, CosDegrees])を介してSinDegreesおよびCosDegreesと関連がある.
  • 特別な引数の場合,TanDegreesは,自動的に厳密値を計算する.
  • TanDegreesは任意の数値精度で評価できる.
  • TanDegreesは自動的にリストに縫い込まれる.
  • TanDegreesは,IntervalCenteredIntervalAroundの各オブジェクトに使うことができる.
  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.

例題

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  (6)

引数は度を単位として与えられる:

単位辺を持つ直角三角形について45DegreeTanDegreesを計算する:

正接を手計算で求める:

結果を確認する:

三角関数の方程式を解く:

三角関数の不等式を解く:

2周期に渡ってプロットする:

0における級数展開:

スコープ  (46)

数値評価  (6)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力の精度は入力の精度に従う:

TanDegreesは複素数入力を取ることができる:

TanDegreesを高精度で効率的に評価する:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計的区間を計算することもできる:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のTanDegrees関数を計算することもできる:

特定の値  (6)

固定点におけるTanDegreesの値:

TanDegreesは60度の有理倍で厳密値になる:

無限大における値:

単純な厳密値は自動的に生成される:

より複雑な場合は,FunctionExpandを明示的に使う必要がある:

TanDegreesの零点:

Solveを使ってひとつの零点を求める:

結果に代入する:

結果を可視化する:

TanDegreesの特異点:

可視化  (4)

TanDegrees関数をプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

TanDegreesの実部をプロットする:

TanDegreesの虚部をプロットする:

TanDegreesの極プロット:

関数の特性  (13)

TanDegreesは,を周期とする周期関数である:

このことをFunctionPeriodで確認する:

TanDegreesの実領域:

複素領域:

TanDegreesはすべての実数値に到達する:

複素数値の範囲:

TanDegreesは奇関数である:

TanDegreesは鏡面特性tan(TemplateBox[{z}, Conjugate])=TemplateBox[{{tan, (, z, )}}, Conjugate]を持つ:

TanDegreesは解析関数ではない:

しかし,有理型ではある:

TanDegreesは特定の範囲で単調である:

TanDegreesは単射ではない:

TanDegreesは全射である:

TanDegreesは非負でも非正でもない:

TanDegreesは,90の倍数の点で特異点と不連続点を持つ:

TanDegreesは凸でも凹でもない:

x[0,90]のとき,TanDegreesは凸である:

TraditionalFormによる表示:

微分  (3)

一次導関数:

高次導関数:

次導関数の式:

積分  (3)

Integrateを介してTanDegreesの不定積分を計算する:

周期上のTanDegreesの定積分は0である:

その他の積分:

級数展開  (3)

Seriesを使ってテイラー(Taylor)展開を求める:

付近のTanDegreesの最初の3つの近似をプロットする:

特異点における漸近展開:

TanDegreesはベキ級数に適用できる:

関数の恒等式と簡約  (5)

TrigExpandを使った二倍角の公式:

角の和の公式:

四倍角の式:

TrigReduceでもとの式を復元する:

TrigFactorを使って和を積に変換する:

TrigToExpを使って指数関数に変換する:

関数表現  (3)

CotDegreesを介した表現:

SinDegreesCosDegreesを介した表現:

SecDegreesCscDegreesを介した表現:

アプリケーション  (12)

基本的な三角関数のアプリケーション  (2)

のとき,恒等式を使って角 TanDegreesを求める:

隣辺が5で角度が30度の直角三角形の斜辺を求める:

三角関数の恒等式  (4)

105度のTanDegreesの値を和と差の式を使って計算する:

直接計算の結果と比較する:

15度のTanDegreesの値を半角の公式を使って計算する:

この結果をTanDegreesを直接計算したものと比較する:

三角関数の式を簡約する:

三角関数の恒等式を確認する:

三角関数の方程式  (2)

基本的な三角関数の方程式を解く:

他の三角関数を含む三角関数の方程式を解く:

条件付きの三角関数の方程式を解く:

三角関数の不等式  (2)

次の三角関数の不等式を解く:

次の,他の三角関数を含む三角関数の不等式を解く:

より高度なアプリケーション  (2)

複素引数平面上にプロットを生成する:

に近付くと関数 の極限は0になる:

したがって,その極限の最大値は0である:

特性と関係  (13)

1度がラジアンであることをチェックする:

正接関数の基本的な偶奇性と周期性の特性は自動的に適用される:

パラメータについての仮定のもとに簡約する:

三角関数を含む複雑な式は,自動的には簡約されない:

FunctionExpandを使ってTanDegreesを根号で表す:

逆三角関数による構成:

三角関数の方程式を解く:

超越関数の根を数値的に求める:

関数をプロットして解が正しいかどうかをチェックする:

TanDegreesの零点:

TanDegreesの極:

留数を記号的および数値的に計算する:

FunctionExpandTanDegreesに適用すると三角関数の式がラジアン単位で生成される:

TrigToExpの出力にExpToTrigを適用すると三角関数がラジアン単位で生成される:

TanDegreesは数値関数である:

考えられる問題  (1)

機械精度の入力は正しい答を出すためには不十分である:

厳密入力の場合は,正しい答が得られる:

おもしろい例題  (4)

三角関数は直角三角形の角度の測定値と辺の長さの比である:

三角関数の方程式を解く:

解に条件を加える:

引数の中には多重根号の有限列として表せるものがある:

の不定積分:

Wolfram Research (2024), TanDegrees, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TanDegrees.html.

テキスト

Wolfram Research (2024), TanDegrees, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TanDegrees.html.

CMS

Wolfram Language. 2024. "TanDegrees." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/TanDegrees.html.

APA

Wolfram Language. (2024). TanDegrees. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TanDegrees.html

BibTeX

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