TimeSeriesForecast
TimeSeriesForecast[tproc,data,k]
時系列過程 tproc に従って,data の k ステップ先の予測を与える.
TimeSeriesForecast[tsmod,k]
TimeSeriesModel tsmod についての k ステップ先の予測を与える.
詳細とオプション
- TimeSeriesForecast[tproc,{x0,…,xm},k]はExpectation[x[m+k]x[0]x0∧…∧x[m]xm]を与える.ただし,xtproc,つまり data で与えられた過程の期待値である.
- TimeSeriesForecastでは,tproc は,ARProcess,ARMAProcess,SARIMAProcess等の時系列過程である.
- data は,数値のリスト{x1,x2,…},時間と価値のペアのリスト{{t1,x1},{t2,x2},…}あるいはTemporalDataである.
- 次の予測指定を与えることができる.
-
k k ステップ先 {kmax} 1, …, kmaxステップ先 {kmin,kmax} kmin, …, kmaxステップ先 {{k1,k2,…}} 明示的な{k1,k2,…}ステップ先を使う - TimeSeriesForecastは,k が整数の場合は予測された値を,その他の場合はTemporalDataを返す.
- k のデフォルト値は1である.
- TimeSeriesForecastは次の設定のMethodオプションをサポートする.
-
Automatic メソッドを自動的に決定する "AR" 高次数の自己回帰過程で近似する "Covariance" 厳密な共分散関数に基づく "Kalman" Kalmanフィルタを使う - 予測の平均二乗誤差は複合ノイズ誤差であり,TemporalData出力中のMetaInformationとして与えられる.forecast=TimeSeriesForecast[tproc,data,k]のとき,平均二乗誤差には forecast["MeanSquaredErrors"]でアクセスできる.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
スコープ (7)
ステップ (4)
平均二乗誤差 (3)
平均二乗誤差を抽出するために,予測をTemporalDataとして返す:
オプション (4)
Method (4)
MAProcessについて,厳密法と近似法を比較する:
アプリケーション (3)
2012年5月から2012年9月までのユーロとドルの毎日の為替レート:
2012年9月9日における現在地近くの1時間ごとの気温変化を考える:
MissingDataMethodを使い補間値で欠落データを補って時系列を再定義する:
ARProcessを推定する:
選択したものからTimeSeriesを作る:
特性と関係 (3)
厳密あるいは近似のメソッドを使ったARProcessによる予測は同じ結果を与える:
TimeSeriesModelを使って予測する:
テキスト
Wolfram Research (2012), TimeSeriesForecast, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TimeSeriesForecast.html (2014年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2012. "TimeSeriesForecast." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/TimeSeriesForecast.html.
APA
Wolfram Language. (2012). TimeSeriesForecast. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TimeSeriesForecast.html