Tr

Tr[list]

行列またはテンソル list のトレースを計算する.

Tr[list,f]

Plusの代りに f で項を結合した一般化されたトレースを計算する.

Tr[list,f,n]

list でレベル n に下がる.

詳細

  • Tr[list]は,対角要素 list[[i,i,]]の和を取る.
  • Trは,矩形および正方行列,テンソルを扱える.
  • TrSparseArrayオブジェクトに使うことができる. »

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

行列のトレースは対角要素の総和である:

スコープ  (2)

記号的なトレース:

数値行列のトレース:

疎行列のトレース:

一般化と拡張  (6)

ベクトルについては,Trは要素の総和を返す:

高次のテンソルの場合は,Trは指標が等しい要素の総和を返す:

行列の対角要素に関数を適用する:

行列の対角をリストとして抽出する:

レベル1までのみを考慮する.これは行列の行を加算する:

レベル2までのみを考慮する:

アプリケーション  (2)

三角行列の行列式を求める:

を使って正定値行列の円錐の内積を定義する:

行列 を行列 でスパンした空間に投影する:

特性と関係  (3)

行列のトレースは相似変換のもとでは不変量である:

不変量は固有値の総和がトレースと同じでなければならないことを意味する:

フロベニウス(Frobenius)のノルムはと定義される:

行列 m については,Tr[m,List]Diagonal[m]と同じである:

Wolfram Research (1999), Tr, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Tr.html (2003年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1999), Tr, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Tr.html (2003年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1999. "Tr." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2003. https://reference.wolfram.com/language/ref/Tr.html.

APA

Wolfram Language. (1999). Tr. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Tr.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_tr, author="Wolfram Research", title="{Tr}", year="2003", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Tr.html}", note=[Accessed: 17-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_tr, organization={Wolfram Research}, title={Tr}, year={2003}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/Tr.html}, note=[Accessed: 17-November-2024 ]}