Trace
Trace[expr]
expr の評価の途中に現れたすべての式のリストを作成する.
Trace[expr,form]
form とマッチする式に限定する.
Trace[expr,s]
シンボル s に結合された変換規則を使用するすべての評価を含む.
詳細とオプション
- 一般に,Trace[expr,form]の form は評価される完全な式それぞれと,この評価に使用されたすべての変換規則に結合されたタグと比較される.
- Trace[expr,lhs->rhs]は,lhs に適合する式を取り出し,返されるリストの rhs を置換する.
- Traceが返すリストの式はすべてHoldFormで包み込まれる.
- Traceは,ネストしたリストの組を返す.個々のリストは,特定の式に見出される一連の形式を含む単一の評価列と対応する.このリストは付属評価の履歴を与えるサブリストを持つ.
- 以下のオプションを与えることができる.
-
MatchLocalNames True x に x$nnn を表させるかどうか TraceAbove False form を含む評価列を表示するかどうか TraceBackward False 評価列中で form の前にある式を表示するかどうか TraceDepth Infinity 評価に含めるネストのレベル数 TraceForward False 評価列中で form の後ろにある式を表示するかどうか TraceOff None トレースのスイッチをオフにする形式 TraceOn _ トレースのスイッチをオンにする形式 TraceOriginal False 頭部や引数を評価する以前に式を調べるかどうか - Traceの実行中,form 引数,およびオプションTraceOnやTraceOffの設定は,対応する大域変数$TracePattern,$TraceOn,および$TraceOffの値を再設定することで変更することができる.
例題
Wolfram Research (1991), Trace, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Trace.html.
テキスト
Wolfram Research (1991), Trace, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Trace.html.
CMS
Wolfram Language. 1991. "Trace." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Trace.html.
APA
Wolfram Language. (1991). Trace. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Trace.html