TreeOutline

TreeOutline[tree]

tree のデータのアウトラインをネストした OpenerViewとして与える.

TreeOutline[tree,pos]

tree 中のデータのアウトラインを,pos で指定された位置の部分木を最初から開いた形で与える.

TreeOutline[tree,{pos1,pos2,}]

いくつかの位置のアウトラインを開く.

詳細

  • TreeOutlineは,各部分木をインタラクティブに開いたり閉じたりして子を表示したり隠したりできるTreeオブジェクトのアウトラインを与える.デフォルトでは,指定位置の部分木のアウトラインは最初は開かれており,それ以外の部分木は閉じられている.
  • TreeOutline[Tree[data,{child1,child2,}]]OpenerView[{data,openers},False]として表示される.openersTreeOutline[childi]の列である.
  • TreeOutline[tree,pos]は,tree の位置 pos に適切な部分木がある場合はOpenerView[,True]を,それ以外の場合はOpenerView[,False]を使う. »
  • TreeOutline[tree,{i,j,}]は,位置{i,j,}のアウトラインを開いた状態にする.
  • TreeOutlineTreePositionによって返される位置指定やTreeExtractおよびTreeInsertのような関数が使う拡張形式の位置指定を使うことができる.
  • 個々の位置指定 pos{part1,part2,}として与えることができる.部分指定 partiには以下が含まれる.
  • ii 番目の子
    -i最後から i 番目の子
    {i1,i2,}部分番号が i1, i2, の子のリスト
    pattern部分番号が patt とマッチする子
    "key"キーが"key"の子
    Key[k]任意のキー k を持つ子
  • パターンにはさまざまな長さの位置指定を表す__のような構造を含めることができる.
  • TreeOutline[tree,{p1,p2,}]{p1,p2,}は,piがすべてリストの場合は個々の位置指定のリストと解釈される.{p1,p2,}は,それ以外の場合は個々の位置指定と見なされる.
  • TreeOutlineは,Partと同じキー指定を使って,部分木のAssociationを含む木に使うことができる. »
  • TreeOutline[tree]tree で指定される特定のオプションを使う.
  • 次は,個々の木要素またはノードに影響するオプションである.
  • TreeElementLabel部分木要素のラベル
    TreeElementLabelStyle部分木要素のラベルのスタイル
    TreeElementLabelFunction部分木要素のラベルを生成する
  • 次は,個々の辺に影響するオプションである.
  • ParentEdgeLabel辺のラベル
    ParentEdgeLabelStyle辺のラベルのスタイル
    ParentEdgeLabelFunction辺のラベルを生成する
  • 次は,ノードの省略に影響するオプションである.
  • MaxDisplayedChildren表示する子ノードの最大数

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

木のアウトラインを得る:

木の最初のレベルを開く:

木の全レベルを開く:

位置のリストに開く:

スコープ  (4)

連想  (4)

連想を含む木のアウトラインをキーによって開く:

キーが文字列の場合,Keyラッパーはあってもなくてもよい:

連想を含む木のアウトラインをキーによって開く:

連想を含む木のアウトラインを位置によって開く:

連想を含む木のネストした部分木を開く:

連想を含む木のいくつかのネストした部分木を開く:

オプション  (5)

個々の木要素のスタイル付け  (2)

木要素のラベルを指定する:

部分木のラベルとラベルのスタイルを位置で指定する:

個々の親辺のスタイル付け  (2)

親辺のラベルを指定する:

親辺のラベルとラベルのスタイルを位置で指定する:

省略  (1)

根ノードのすべての子を表示する:

5つの子ノードを表示する:

アプリケーション  (6)

XMLをシンボリックXMLとしてインポートする:

タグ,属性,要素の階層からアウトラインを作成する:

JSONを記号JSONとしてインポートする:

名前と値の階層からアウトラインを作成する:

生命の木からアウトラインを作成する:

子孫の木からアウトラインを作成する:

ディレクトリ内のサブディレクトリとファイルの階層からアウトラインを作成する:

特性とテキストの階層からアウトラインを作成する:

特性と関係  (7)

葉にはオープナはない:

TreeOutline[tree,pos]pos で指定された位置に適切な部分木を含むすべての部分木を開く:

pos が指定する位置が存在しない場合は,アウトラインが閉じたままになる:

明示的なリストではないパターン p は直接の子に対してマッチされる:

その場合,p{p}に等しい:

TreeOutlineTreePositionが返す位置のリストを使うことができる:

TreeOutline[tree,i]は,i 番目と j 番目の子が両方とも存在するならTreeOutline[tree,j]に等しい:

これはどちらの子も存在しない場合も同様である:

TreeOutline[tree]TreeOutline[tree,{}]に等しい:

考えられる問題  (2)

根に開いてもどの部分木も開かれない:

根の部分木を開くのであれば,レベル1の位置を指定する:

負の整数はパターンではサポートされていない:

負の整数は明示的な位置には使うことができる:

Wolfram Research (2021), TreeOutline, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeOutline.html (2022年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2021), TreeOutline, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeOutline.html (2022年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2021. "TreeOutline." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeOutline.html.

APA

Wolfram Language. (2021). TreeOutline. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeOutline.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_treeoutline, author="Wolfram Research", title="{TreeOutline}", year="2022", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeOutline.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_treeoutline, organization={Wolfram Research}, title={TreeOutline}, year={2022}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeOutline.html}, note=[Accessed: 21-November-2024 ]}