WordData

WordData["word","property"]

英単語"word"の指定された特性を返す.

WordData["word"]

"word"の可能な意味と使用法を表す完全な語の仕様のリストを返す.

WordData[wordspec,"property"]

特定の語の仕様に関する特性を返す.

詳細

  • 語の特定の用法や意味は{"word","part","sense"}の形式の語の仕様で表すことができる.ここで,"part"は品詞,"sense"は意味のタグである.
  • 1つの意味でしか使われない語は単に"word"として指定できる.特定の品詞では1つの意味でしか使われない語は{"word","part"}で指定できる.
  • WordDataでは,通常の語の大文字化は文中と同じように行われる(例:"word""America").
  • 複数の語からなる語句("a priori"等)も使うことができ,これらは1語として扱われる.
  • 品詞名には"Noun""Verb""Adjective""Adverb""Preposition""Determiner"等がある.
  • 意味のタグはWolfram言語の名前のように大文字化される.
  • WordData[]は,WordDataで使用可能なすべての語および語句のリストを返す.
  • 語の用法や意味に依存する特性については,WordData[wordspec,"property"]wordspec に矛盾しない語の各用法と意味に関する規則のリストを返す.
  • WordData[wordspec,"property","form"]は結果を次の形式で返す.
  • "List"すべての語の仕様に対する結果の単一リスト
    "Rules"個々の語の仕様についての語の仕様のリスト
    "ShortRules"各語の仕様の結果の語のリスト
  • 語の基本文法特性
  • "PartsOfSpeech"語の可能な品詞
  • WordData[All,"part"]は指定された品詞のすべての語を返す.WordData[All,"Stopwords"]は一般にテキスト比較で無視される語のリストを返す.WordData[All,"PartsOfSpeech"]は品詞のリストを返す.
  • WordData[patt,"Lookup"]は,文字列パターン patt にマッチする使用可能なすべての語のリストを返す.
  • 語の基本的な意味関連特性
  • "Antonyms"反意語(例:"small"に対する"large")
    "BroaderTerms"語の一般化(例:"circle"からの"shape")
    "Definitions"当該語の定義
    "Examples"当該語の用例
    "NarrowerTerms"語の特殊化(例:"shape"に対する"circle")
    "Synonyms"同意語(例:"large" と"big")
  • 単語の用法の特徴を説明する特性
  • "ConceptWeight"意味的重要性の大まかな評価
    "GeographicDomain"語が関係する地理的範囲(例:"India"
    "UsageField"語が使用される分野(例:"Law"
    "UsageType"語の使用タイプ(例:"Slang""Archaism"
  • 単語の語彙特性
  • "Hyphenation"語のハイフン付けの際のまとまり
    "PhoneticForm"IPA音声表記
  • 単語の形態特性
  • "BaseForm"当該語の語幹(例:"larger"の"large")
    "InflectedForms"当該語の語形変化した形(例:"go"からの"went")
    "MorphologicalDerivatives"形態的派生語
    "MorphologicalSource"当該語の形態論的にもとになっている語
    "PorterStem"ポーターアルゴリズムを使ってステミングされた形の語
  • 名詞の特別特性
  • "CompositeTerms"物質からなる要素(例:"copper"と"brass")
    "DerivedAdjectives"派生形容詞(例:"America"から"American" )
    "MaterialTerms"構成物質の語(例:"brass"と"copper")
    "PartTerms"部分を表す語(例:"hand"から"finger")
    "SubsetTerms"部分集合の語(例:"Animalia"と"Arthropoda")
    "SupersetTerms"上位集合の語(例:"Animalia"と"Arthropoda")
    "WholeTerms"全体を表す語(例:"finger"から"hand")
  • 動詞の特別特性
  • "CausesTerms"原因を表す動詞(例:"die"に対する"kill")
    "ConsequencesTerms"結果を表す動詞(例:"kill"に対する"die")
    "EntailedTerms"動作を伴う動詞(例:"walk"に対する"step")
    "SentenceFrames"句の中での動詞の使われ方
  • 形容詞の特別特性
  • "BaseNoun"形容詞が派生したもとの名詞(例:"hand"から"handy")
    "DerivedAdverb"派生した副詞(例:"quick"から"quickly" )
  • 副詞の特別特性
  • "BaseAdjective"副詞が派生した形容詞(例:"quickly"に対する"quick")
  • 語のラベル特性
  • "WordNetID"語のWordNet体系構成認識番号
  • WordData[wordspec,"property","ann"] は特性に関連するさまざまな注釈を返す.次はよく使われる注釈例である.
  • "Description"特性のテキストによる説明
    "Note"指定された特性の特別な注釈
  • WordData[All,"Properties"]は,WordDataによってサポートされている全特性を返す.
  • WordDataの使用にはインターネット接続が必要な場合がある.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (6)

"fish"という語のいくつかの意味:

品詞:

定義:

同意語:

より広義の語:

活用形:

スコープ  (29)

語の識別  (5)

活用形は標準化される:

"fish"のすべて意味を見る:

名詞としての"fish"のすべての意味:

食物としての"fish"の狭義の意味:

"fishe"で始まる語を検索する:

結果の構造  (3)

"group" の意味を同意語とともに返す:

"group"の意味を指定せずに同意語のリストを返す:

各同意語の意味を返す:

意味関連特性  (6)

使用例:

使用法の特徴  (2)

"fish"の異なる意味を求める可能性の大雑把な「先験的」推定:

英国式から米国式のスペリングに,またはその逆に変換する:

語彙および 形態学上の特性  (4)

"parallelogram"の音節:

parallelの音声形式:

語の語幹:

"be"の活用形:

他の語からの派生語  (5)

「tail」を含むもの:

「tail」の部分:

「tail」の意味から派生した形容詞:

「water」の構成要素の用語:

厳密な下位語と上位語:

語のクラス  (4)

WordDataに含まれる語と語句の総数:

サポートされている全品詞:

WordDataに含まれる動詞数:

WordDataに含まれる接続詞のリスト:

一般化と拡張  (1)

英語にはない「語」の語幹でさえも求めることができる:

アプリケーション  (14)

語の意味をリストする:

文中の語がどの品詞でありうるかを求める:

"head"を部分に持つ語を求める:

"fish"からの3ステップの同意語参照で辿り着ける語を求める:

辿り着いた語の数の増加を計算する:

語の中には固定点に達するものもある:

徐々に意味が広くなる語を求める:

求められた語ではっきり区別できる語の数の増加を求める:

"ough"で終る語を求める:

それぞれの発音を求める:

英単語のハイフン付けのまとまり(ほぼ音節に相当する)の数の分布を求める:

語の定義の表を作る:

「tree」という語の2ステップの同意語ネットワークを作成する:

「tree」の5ステップの同意語ネットワークを作成する:

ある語の成員について,その同意語に基づいた語句のうち最短のものを求める:

文を英国式から米国式のスペリングに変換する:

両方が4文字未満の長さの英語の反意語のペアを求める:

10個のランダムにサンプルされた英語の形容詞:

特性と関係  (2)

現在WordDataに含まれている語の総数:

ある特定の意味についての同意語は可換である:

考えられる問題  (2)

WordDataDictionaryLookupには含まれない語や語句をカバーする:

WordDataには,DictionaryLookupにあまり使われることがないとして含まれていないような語も含まれている:

おもしろい例題  (7)

WordData中の特定の数の意味を持つ語の数の分布を求める:

一つの大文字に帰属する意味の数を求める:

WordData集合内で最も多くの意味を持つ語を求める:

各語の意味数を求める:

WordData集合内のいくつの語がそれぞれの品詞として使えるかを求める:

最も多くの異なる品詞として使われる単語を求める:

アメリカ合衆国の独立宣言に含まれる語の意味の移動平均を求める:

動詞間の因果関係のネットワークを構築する:

Wolfram Research (2007), WordData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/WordData.html.

テキスト

Wolfram Research (2007), WordData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/WordData.html.

CMS

Wolfram Language. 2007. "WordData." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/WordData.html.

APA

Wolfram Language. (2007). WordData. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/WordData.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_worddata, author="Wolfram Research", title="{WordData}", year="2007", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/WordData.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_worddata, organization={Wolfram Research}, title={WordData}, year={2007}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/WordData.html}, note=[Accessed: 21-November-2024 ]}