Directory
予備知識
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- ファイルシステムディレクトリ構成.
- ファイルとサブディレクトリを含むことができる.
Import
- サポートされているマルチファイル Import 形式から成るディレクトリからインポートするときはその形式のコンバータが使われる.
- Import["dir"] は一般的なディレクトリ, "dir"とそのサブディレクトリにあるすべてのファイルのパス指定を与える.
- Import["dir"]はパス名のリストを{"fn1","fn2", …}の形式の式として返す.
- Import["dir","fn"]は"dir/fn" をインポートする.
- Import["dir",elem] はディレクトリより指定された要素をインポートする.
- Import["dir",{elem,suba,subb,…}]はサブ要素をインポートする.
- Import["dir",{{elem1,elem2,…}}]は複数の要素をインポートする.
- Wolfram言語はパス指定がディレクトリに関するものなのかどうかを判定できるので,通常Importの第2引数の形式として"Directory"と指定する必要はない.
- Import["dir","Directory"]またはImport["dir",{"Directory",elem,…}] は"Directory" を Import の形式として明示的に指定する.
- 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
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Import ファイルからインポートする CloudImport クラウドオブジェクトからインポートする ImportString 文字列からファイルからインポートする ImportByteArray バイト配列からインポートする
Import要素
- 一般的なImport要素:
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"Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト "Summary" ファイルの概要 "Rules" 使用可能なすべての要素の規則のリスト - ディレクトリ内の個々のファイルを選択または指定するために,次の設定が使える:
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"FileNames" すべてのファイルの完全パス名のリスト "filename" 単一ファイル "filename","format" 指定された形式の単一ファイル "filename","format",elem 指定されたファイルからの要素 elem - Import はディレクトリの"FileNames"要素を使う.
- Import["dir","fn"]は"dir/fn"をインポートする.
- ファイル名は相対的または絶対的なディレクトリ,StringMatchQでサポートされている省略文字列を含むことができる.
- Import["dir","*"]はディレクトリ全体をインポートする.
- Import["dir","subdir/*.jpg"]は"dir/subdir"よりすべてのJPEGファイルをインポートする.
例題
例 (1)
ユーザドキュメントディレクトリに含まれているファイルをインポートして数える:
Wolframシステムに含まれている例題ファイルの名前を表示する:
Import 要素として名前を指定してファイルをディレクトリよりインポートする: