LWO (.lwo)

予備知識

    • MIMEタイプ:image/x-lwo
    • LightWave 3D オブジェクトファイル形式.
    • 描画・アニメーションソフトウェアLightWave 3Dのネイティブ形式.
    • LWOはLightWave Objectの頭字語である.
    • NewTekによって開発された.
    • バイナリ形式.
    • 3Dオブジェクトを多角形とその特性の集合として保管する.

ImportとExport

  • Import["file.lwo"]はLWOファイルをGraphics3Dオブジェクトとしてインポートする.
  • Export["file.lwo",expr]Graphics3D式をLWOファイルにエキスポートする.
  • Import["file.lwo"]Graphics3D[ GraphicsComplex[vertices,polygons]]という形の式を返す.
  • 頂点は座標のリストとして与えられ,多角形は頂点に対応する整数指標として表される.
  • Import["file.lwo",elem]はLWOファイルから指定の要素をインポートする.
  • Import["file.lwo",{elem,suba,subb,}]はサブ要素をインポートする.
  • Import["file.lwo",{{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
  • インポート形式はImport["file","LWO"]またはImport["file",{"LWO",elem,}]で指定できる.
  • Export["file.lwo",expr,elem]expr が要素elem を指定してるとしてLWOファイルを作成する.
  • Export["file.lwo",{expr1,expr2,},{{elem1,elem2,}}]は各expri が対応するelemi を指定しているとして扱う.
  • Export["file.lwo",expr,opt1->val1,]は指定の値を持つ指定のオプション要素でexpr をエキスポートする.
  • Export["file.lwo",{elem1->expr1,elem2->expr2,},"Rules"]は規則を使ってエキスポートする要素を指定する.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Graphics3D"Graphics3Dオブジェクトとして表されたLWOファイル
    "GraphicsComplex"GraphicsComplexオブジェクトとして与えられたLWOファイル
    "PolygonData""VertexData"で与えられた頂点を参照する多角形指標のリスト
    "VertexData"頂点座標のリスト
    "PointObjects"絶対座標で指定されたPointプリミティブのリスト
    "LineObjects"絶対座標で指定されたLine プリミティブのリスト
    "PolygonObjects"絶対座標で指定されたPolygonプリミティブのリスト
  • ImportExportはデフォルトでLWOファイルに"Graphics3D"要素を使う.
  • "VertexData"要素と"PolygonData"要素はGraphicsComplexの引数に対応する.

オプション

  • 一般的なImportオプション:
  • BackgroundAutomatic使用する背景色
    ImageSizeAutomatic表示するグラフィックスの全体の大きさ
    LightingAutomatic3D面の色付けに使用する模擬光
  • LWOからのインポートの際には,Graphics3Dの全オプションを与えることができる.
  • 高度なオプション:
  • "VerticalAxis"{0,0,1}ファイルで使用される座標系に想定される向き
  • デフォルトでは,Wolfram言語はLWO形式で使用される座標系において,縦軸が第3座標に対応すると仮定する.
  • "VerticalAxis"->{0,1,0}と設定すると,Wolfram言語はLWOからインポートするときには全グラフィックス座標に{x,y,z}->{x,-z,y}という変換を適用し,LWOにエキスポートするときには逆変換を適用する.

例題

  (2)

LWO例題ファイルをインポートする:

RegionPlot3Dを使って3Dオブジェクトを作成する:

出力をLWOにエキスポートする: