STL (.stl)

予備知識

    • MIMEタイプ:application/sla
    • STLのコンピュータを使ったデザインと製造形式.
    • 3D幾何学形式.
    • ラピッドプロトタイピングシステムで立体模型を表示するのによく使用される.
    • 3D Systems光造形法CADソフトウェアのネイティブ形式.
    • 1989年に3D Systems, Inc.によって開発された.
    • STLはstereolithography(光造形法)からの頭字語である.
    • ASCII形式,あるいはバイナリ形式.中空ではないものを含む3Dオブジェクトを隣り合う三角形の集まりから作られる面として保持する.

ImportとExport

  • Import["file.stl"]はSTLファイルを曲面を表すMeshRegionオブジェクトとしてインポートする.
  • Import["file.stl",elem]はSTLファイルから指定された要素をインポートする.
  • インポート形式はImport["file","STL"]またはImport["file",{"STL",elem,}]で指定できる.
  • Export["file.stl",expr]は3Dメッシュベースの幾何領域をバイナリSTLファイルにエキスポートする.expr にはConstantRegionQである任意の領域,またはGraphics3Dのオブジェクトが指定できる.
  • エキスポート形式はExport["file",expr,"STL"]またはExport["file",expr,{"STL",opt1->val1,}]で指定できる.
  • ImportExportについての一般的な全情報は,関数ページを参照のこと.
  • ImportStringExportStringはSTL形式をサポートする.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "CoordinateTransform"DAE形式からの変換関数
  • データ形式表現要素:
  • "BinaryFormat"ファイルがバイナリSTLであるかASCII STLであるか
    "Comments"コメント
    "VertexData"頂点座標のリスト
    "PolygonData"指標付き形式の多角形要素
    "PolygonCount"多角形の数
  • 形状の表現要素:
  • "BoundaryMeshRegion"立体の境界メッシュ表現
    "MeshRegion"曲面のメッシュ表現
    "Region"曲面の領域表現
  • グラフィックス表現要素:
  • "Graphics3D"Graphics3Dオブジェクトで表されたSTLファイル
    "GraphicsComplex"GraphicsComplexオブジェクトで表されたSTLファイル
    "PolygonObjects"絶対座標で与えられる多角形プリミティブのリスト
  • ImportExportはデフォルトでSTLファイルに"MeshRegion"要素を使う.

オプション

  • Exportオプション:
  • "BinaryFormat"Trueバイナリファイルに書き出すかASCIIファイルに書き出すか

例題

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  (2)

STLから3DモデルをMeshRegionオブジェクトとしてインポートする:

モデルの特性のまとめ:

3DモデルをASCII STLファイルにエキスポートする:

ファイルの内容をテキストで出力する:

スコープ  (13)

Import  (7)

ImportはASCII STLファイルに対して動作する:

バイナリSTLファイル:

アクセス可能な任意のURL:

ストリーム:

Importは自動的にSTLファイルを検出する:

ImportではSTLファイルの要素にアクセスできる:

Importは大きいファイルに対して動作する:

Export  (6)

Exportは3Dグラフィックスに対して動作する:

特殊領域:

方程式領域:

メッシュ領域:

バイナリSTLファイルをエキスポートする:

ASCII STLファイル:

Import要素  (12)

"BinaryFormat"  (1)

このファイルがバイナリSTLであるかASCII STLであるかを検証する:

"BoundaryMeshRegion"  (1)

境界メッシュ領域を与える:

"Comments"  (1)

STLファイルのコメントを与える:

"CoordinateTransform"  (1)

STL形式で使用される座標系はWolfram言語で使用されるもの同じである:

"Graphics3D"  (1)

Graphics3Dオブジェクトを与える:

"GraphicsComplex"  (1)

GraphicsComplexオブジェクトを与える:

"MeshRegion"  (1)

メッシュ領域を与える:

"PolygonData"  (1)

指標付き形式の多角形要素を与える:

"PolygonObjects"  (1)

絶対座標で与えられたTriangleプリミティブのリストを与える:

"PolygonCount"  (1)

三角係の数を与える:

"Summary"  (1)

特性のまとめを与える:

ファイルサイズ:

"VertexData"  (1)

頂点座標を与える:

Exportオプション  (2)

デフォルトではエキスポートの際にバイナリファイルが生成される:

ファイルの内容をテキストで出力する:

ASCIIファイルを生成するためには"BinaryFormat" Falseを使用する:

ファイルの内容をテキストで出力する: