"Image3D" (ネットエンコーダ)

NetEncoder["Image3D"]

3D画像を画素値のランク4のテンソルに変換するエンコーダを表す.

NetEncoder[{"Image3D",size}]

入力画像の大きさを size に変更するエンコーダを表す.

NetEncoder[{"Image3D",{width,depth,height}}]

3D入力画像の大きさを指定のサイズに変更するエンコーダを表す.

NetEncoder[{"Image3D","param"val,}]

前処理のための特定のパラメータを持つエンコーダを表す.

詳細

  • NetEncoder[][input]はエンコーダを入力に適用して"Real32"の出力を作る.
  • NetEncoder[][{input1,input2,}]はエンコーダを入力のリストに適用して出力のリストを作る.
  • NumericArrayを入力として与えると,出力はNumericArrayとなる.
  • エンコーダへの入力にはImage3D[]オブジェクトまたはFile[]式が使える.
  • NetEncoder["Image3D"]NetEncoder[{"Image3D",{128,128,128}}]と同等である.
  • エンコーダの出力は,次元が{channelsize,height,depth,width}のランク4のテンソルである.
  • ネットワークの構築時に,"port"->NetEncoder[]を指定すると,エンコーダをネットワークの入力ポートに付加することができる.
  • パラメータ
  • 以下のパラメータが使用可能である:
  • ColorSpace"RGB"符号化に使う色空間
    InterleavingFalseチャンネルがインターリーブされているかどうか
    "MeanImage"None減算する平均画像
    "VarianceImage"None正規化に使う分散画像
    Method"Stretch"サイズに適合させる方法
    ResamplingAutomaticリサンプリングの手法
    AlignmentCenterMethod"Fit" または "Fill"のときの画像の揃え方
    PaddingBlackMethod"Fit"のときのパディングスキーム
  • Methodに使用可能な値は次のものがある:
  • "Stretch"リサンプリングによって,フィットするように画像を引き伸ばす
    "Fit"画像全体をフィットする.縦横比を保つ.必要に応じてパディングする
    "Fill"より小さな次元にフィットする.必要に応じて反対側をクロップする
  • パラメータColorSpaceColorSpaceオプションと同じ値を取ることができる.
  • エンコーダの出力はInterleavingFalseのときの形{c,height,depth,width},およびInterleavingTrueのときの形{height,depth,width,c}のランク4の配列である.ここでの c は色チャンネルの数である.
  • 以下の設定が "MeanImage""VarianceImage"に使用できる:
  • None減算しない
    m各画素の各チャンネルから減算する値
    {m1,m2,}いろいろなチャンネルから減算する値
    Image3D[]減算する全体画像
  • 画素は減算される前に0と1の間で正規化される.

例題

  (1)

指定の出力サイズを持つ3D画像エンコーダを作る:

エンコーダを3Dに適用する: