"Paclet" (リソースオブジェクトタイプ)
特性
- すべてのリソースタイプに共通のResourceObject特性が多数ある.また,それぞれのリソースタイプは追加の特別な特性を定義する.
- パクレットリソースに特有の特性には以下がある:
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"PacletFile" パクレットアーカイブファイルの場所 "LicensingInformation" ライセンス指定 - パクレットリソースはすべて特性"ResourceType""Paclet"を持つ.
- パクレットリソースを並べ替えるのに使われる特性には以下がある:
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"Categories" パクレットに関連付けられたドメインのリスト - パクレットリソースに対するResourceObjectの広く使われる標準的な特性である:
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"Version" ローカルパクレットのバージョン "Compatibility" パクレットについてサポートされる環境
パクレットリソースを使う
- Wolfram言語のPaclet Repositoryのパクレットは,PacletSymbolを使って一時的に使うこともPacletInstallを使って永続的に使うこともできる.
- PacletSymbol["PacletName","symb"]は現行のセッションにパクレットをロードし,パクレット内からのシンボル symb になる.
- PacletInstall["PacletName"]はパクレットを永続的に$UserBasePacletsDirectoryにインストールする.
- パクレットの使い方ページには公開リポジトリのパクレットの使い方が記載されている.
- パクレットリソースでは,PacletObject[ResourceObject[…]] がパクレットオブジェクトを与え,ResourceObject[PacletObject[…]] がパクレットのリソースオブジェクトを生成する.
パクレットリソースを作成する
- パクレットリソースを作成するためには,CreateNotebook["PacletResource"]で利用可能な定義ノートブックを使う.
- 定義ノートブックを使うと,リソースをローカルに保存したり,クラウドに配備したり,Wolfram Language Paclet Repositoryに送信して公開したりすることもできる.
- パクレットの作成ページには公開リポジトリ用のパクレットの作成方法が記載されている.
Wolfram Language Paclet Repositoryで公開する
- パクレットリソースはWolfram Language Paclet Repositoryで公開することができる.
- パクレットリポジトリに送信するためにはPublisherIDが必要である.
- 公開するためには,パクレットは一定の条件を満たしていなければならない.ガイドラインをご参照いただきたい.