ファイルとストリーム

ファイル名
name.m
Wolfram言語で記述されたソースファイル
name.nb
Wolframシステムノートブック形式の文書ファイル
name.ma
バージョン3より前のWolframシステムノートブック形式の文書 ファイル
name.mx
Wolfram言語の式のバイナリダンプ
name.exe
WSTPの実行可能ファイル
name.tm
WSTPテンプレートファイル
name.ml
WSTP形式のストリームファイル
ファイル形式と拡張子の対応
Wolframシステムで使用されるほとんどのファイルはシステムに依存しない.しかしながら,.mxと.exeファイルはシステムに依存する.そのようなファイルでは,異なるシステム間の区別をするためにname/$SystemID/name のような形式でバージョン情報を表す慣例になっている.
一般にファイルの参照を行うときには,Wolframシステムは次のようにしてファイル名を解読する.
name`の形式のファイル名については,Getや関連の関数においては,さらに次のような解釈がなされる.
  • name.mxというファイルがあれば,それを使う.
  • もし name.mx がディレクトリなら,name.mx/$SystemID/name.mxが(存在するならば)使われる.
  • name.mというファイルがあれば,それを使う.
  • もし name がディレクトリだった場合,name/init.mが(存在するならば)使われる.
  • Install関数は name`に対して name.exeという名前のファイルやディレクトリを参照する.
    ストリーム
    InputStream["name",n]
    ファイルやパイプからの入力
    OutputStream["name",n]
    ファイルやパイプへの出力
    入出力ストリーム
    オプション
    デフォルト値
    CharacterEncodingAutomatic
    特殊文字に用いるエンコーディングの指定
    BinaryFormatFalse
    ファイルをバイナリ形式として扱うか扱わないかを指定
    FormatTypeInputForm
    式の表示に使うデフォルトの表記法
    PageWidth78
    行当りの文字数
    TotalWidthInfinity
    式あたりの最大文字数
    出力ストリームのオプション
    Optionsを使いストリームのオプションを調べることができる.オプションの設定をリセットするにはSetOptionsを使う.