Raspberry Pi上で実行するWolfram言語は,入力を感知し出力を送信するために, GPIOデバイスから読み取ったりデバイスに書き込んだりすることができる.
注釈
Raspberry Piでは,接続ステップを踏まなくても,GPIOデバイスを即座に使用することができ,使用前に設定を行う必要もない.
Jessieより低いRaspbianバージョンでは,GPIOにアクセスするためには,ルートとしてログインするか,ルートとしてWolfram言語を実行している必要ある.より高いバージョンではルートアクセスは必要ない.
読取りと書込みには,4,7,8,9,10,11,14,15,17,18,22,23,24,25,28,29,30,31のGPIOピンが使用できる.
設定なしの状態では,GPIOピンは読取りと書込みの際に入力と出力の間で自動的に切替えが行われる.任意的にDeviceConfigureを使って,GPIOピンを入力用あるいは出力用に指定することもできる.その設定に合致しない方向でピンを使うとエラーが発せられる.