Wolfram Cloudアカウントを使って,自分のデータリソースを作る.

ノートブックを使う

ノートブックにデータを準備する

個人のデータリソースとして保存したいコンテンツを用意することから始める.データリソースには,表,時系列,画像,グラフ等どのような種類のデータでも含むことができる.

以下に,惑星とその衛星を説明するこのDatasetオブジェクトで,個人のリポジトリを設定する方法を示す:

Data Resource Definition Notebookを開く

「ファイル」 「新規作成」 「リポジトリアイテム」 「Data Repositoryアイテム」 を選び,データリソースを作成するためのノートブックを開く:

  • CreateNotebook["DataResource"]を使えば,Data Resource Definition Notebookをプログラムで作成することができる.

タイトルと説明のフィールドに記入する

タイトルを「Title」フィールドに,そしてデータリソースに含めるものについての短い説明を「Description」フィールドに記入する:

  • 任意で「Metadata」セクションのフィールドに説明を加えることもできるが,個人のデータリソースの場合には,これらのフィールドに記入する必要はない.

自分のデータをリソースに加える

「Data Definitions」セクションに,主要なコンテンツを入力し,式を評価してリソースを作成する.データリソースの要素が1つだけであるということも珍しくない:

自分のデータがすでにWolfram Cloudにある場合には,対応するCloudObjectをコンテンツとして指定することができる:

  • データのコンテンツを準備するため,あるいはコンテンツ要素に使うシンボルを定義するために必要なコードは,「Data Definitions」セクションに含めることができる.

追加のデータ要素を指定する

「Data Definitions」セクションに,追加のデータのコンテンツがあれば入力し,忘れずに評価する

  • これは,オプショナルのステップである.

例を加える

データリソースが通常どのように使われるかについての例を加える:

  • 例を加えるかどうかは,個人のデータリソースの場合には任意であるが,Wolfram Data Repositoryで公開されるデータリソースの場合には例を提供すべきである.

データリソースを配備する

自分のローカルマシンにリソースを配備する場合は,「Deploy」 「Locally on this computer」を選択する:

このリソースには,自分だけがアクセスできる.

  • ローカルマシンに配備すると,LocalCacheオブジェクトが作成される.

Wolfram Cloudにリソースを配備する場合は, 「Deploy」 「For my cloud account」 を選択する:

このリソースには自分だけがアクセスできる.

Wolfram Cloudにリソースを公開する場合は, 「Deploy」 「Publicly in the cloud」 を選択する:

このリソースには誰でもアクセスできる.

配備を確かめる

一旦配備されたら,定義ノートブックがその配備についての情報を含むタイムスタンプを作成する:

リソースが正しく配備されたことを確かめるために,リソースの名前でResourceDataを評価する:

データリソースのWebページをチェックする

クラウドにリソースを配備すると,自動的にそのWebページが作成され,ブラウザがそのページを開く:

  • このデータリソースには,他のCloudObjectと同じようにアクセスできる.

自分個人のレポジトリにアクセスする

ResourceSearchを使って自分のリポジトリ内にあるオブジェクトを探す:

ResourceObjectを使って直接リースにアクセスするか,検索結果にインデックスを付けてリソースオブジェクトを使うかする:

プログラムで行う

リソースオブジェクトを作成する

プログラムで自分個人のリポジトリにデータリソースを追加するためには,以下の要素を持つResourceObjectを作成する:

あるいは,自分データをWolfram Cloudに置き,"ContentElementLocations"でクラウドの位置を指すようにすることもできる:

  • "DefaultContentElement"は必要ない.これが指定されていない場合には,ResourceData[ro]は,クラウドオブジェクトがそのコンテンツに分解された形で,"ContentElements"または"ContentElementLocations"で指定された連想全体を返す.

リソースオブジェクトを自分個人のリポジトリに加える

リソースオブジェクトを自分個人のリポジトリに加える:

あるいは,クラウドの自分個人のリポジトリにリソースを加える:

自分個人のレポジトリにアクセスする

ResourceSearchを使って自分のリポジトリ内にあるオブジェクトを探す:

ResourceObjectを使って直接リースにアクセスするか,検索結果にインデックスを付けてリソースオブジェクトを使うかする: