大規模言語モデル関連機能
Wolfram言語には,大規模言語モデル(LLM)を利用するためのさまざまな機能が含まれている.チャットノートブックは,Wolfram言語を使った自然言語ベースのアシスタンス提供の機能を含めて,インタラクティブなチャットベースのアクセスを提供する.またWolfram言語には,LLMの機能をプログラムで呼び出し,LLMがWolfram言語ツールにアクセスするための強力な関数も含まれている.Wolfram Prompt Repositoryは,幅広いLLMベースの機能を配信するために精選された数多くのプロンプトを提供する.
チャットノートブック
ファイル ▶ 新規作成 ▶ チャット有効ノートブック ▪ ファイル ▶ 新規作成 ▶ チャット駆動ノートブック
チャットノートブックのショートカット
^^ — チャットブロックの前述のコンテンツすべてを引数として使う
記号的なチャット
ChatObject — 進行中のチャットの会話を作成し表す
ChatEvaluate — チャットのインタラクションを追加し,会話を続行する
LLMの機能へのプログラムによるアクセス
LLMFunction — LLMで評価されるテンプレートの関数
LLMResourceFunction — (Prompt Repository,URL等からの)事前に書かれたテンプレートを使う
LLMExampleFunction — 例題からテンプレートを構築する
プロンプトの構築
LLMPrompt — 事前に書かれたプロンプトを取り出す
生のコンテンツの生成
LLMSynthesize — LLMを使ってプロンプトからテキストを合成する
プロンプトの構築
LLMPromptGenerator — コンテキスト依存のメッセージをLLMのプロンプトに加える
LLMPrompt — 事前に書かれたプロンプトを取り出す
意味検索と検索拡張生成(RAG)
SemanticSearch — テキストコーパス内を意味的類似性について検索する
SemanticSearchIndex ▪ CreateSemanticSearchIndex ▪ UpdateSemanticSearchIndex ▪ SemanticSearchIndices
Wolfram言語をLLM内から呼び出す
LLMTool — LLMが使うツールの記号表現
LLMToolRequest ▪ LLMToolResponse ▪ GenerateLLMToolResponse
LLMの指定
$LLMEvaluator — デフォルトで使うLLMの設定
LLMEvaluator — 使用するLLMの設定を指定するオプション
LLMConfiguration — LLMの設定の記号表現
低レベルの基礎構造
ServiceConnect ▪ ServiceExecute ▪ StringTemplate ▪ TemplateObject ▪ ResourceObject ▪ Authentication ▪ SystemCredential ▪ Environment
チャットと生成モデルのサービス
"OpenAI" — OpenAIを使った音声,画像,テキストの計算
"Anthropic" — Anthropicを使ったチャットおよびその他のテキストの計算
"GoogleGemini" — GoogleGeminiを使ったチャットおよびその他のテキストの計算
"GoogleSpeech" — GoogleSpeechを使った音声合成および音声認識
"ElevenLabs" — ElevenLabsを使った音声合成および音声認識
"AlephAlpha" ▪ "Cohere" ▪ "DeepSeek" ▪ "Groq" ▪ "MistralAI" ▪ "TogetherAI"
関連する機能
TextSummarize — 自動的にさまざまな種類の要約を作成する
ImageSynthesize — テキストのプロンプトから画像を生成する
SpeechSynthesize — テキストから音声信号を合成する
ベクトルデータベースの基礎構造
VectorDatabaseSearch — ベクトルデータベース内の最近傍検索を近似する
CreateVectorDatabase — ベクトルのリストからデータベースを作成する
CreateSemanticSearchIndex — テキストからベクトルデータベースを作成する
VectorDatabaseObject ▪ AddToVectorDatabase ▪ VectorDatabaseObjects