$Cookies
URLExecute等の関数が使用するクッキーのリストを含む大域変数である.
詳細
- $Cookiesは,各連想がクッキーを表す連想のリストでなければならない.
- 各クッキーについての連想は次の要素を含むことができる.
-
"Domain" クッキーのドメイン "Path" ドメイン内のパスの制限 "Name" クッキーの名前 "Content" クッキーのコンテンツ "ExpirationDate" クッキーの有効期限 "CreationDate" クッキーの作成日 "AllowSubdomains" クッキーをサブドメインに送るかどうか (HostOnly) "ConnectionType" クッキーをどの接続タイプに送るか(Secure) "ScriptAccessible" JavaScript等からクッキーに接続できるかどうか(HttpOnly) - クッキーの持続期間がそのセッションに限られる場合,"ExpirationDate"は値Automaticを持つ.
- "Domain"は,設定されいない場合はAutomaticであるとみなされる.したがって,ドメインはリクエストが生成された特定のURLから推測される.
- "AllSubdomains"->Trueの設定のとき,クッキーは"Domain"で指定されたドメインのサブドメインにも送られる.
- "AllowSubdomains"は,設定されていない場合はAutomaticであるとみなされる.これは,"Domain"がAutomaticの場合はTrueに相当し,その他の場合はFalseに相当する.
- "ConnectionType"は,設定されていない場合はAllであるとみなされる."ConnectionType"->"HTTPS"は,HTTPS接続が使われている場合にのみクッキーを送信するように指定する.
- "ScriptAccessible"は,設定されていない場合はTrueであるとみなされ,たとえJavaScriptが他のドメインからのページにあっても,WebブラウザのJavaScriptを使ってのクッキーへの接続が許可される.
- $CookiesはSetCookiesおよびClearCookiesを使って変更することができる.
- デフォルト設定のCookieFunction->Automaticのとき,URLReadのような関数は,新たに受信したすべてのクッキーを自動的に$Cookiesに追加する.
- Block[{$Cookies},…]を使ってクッキーを局所的にすることができる.Block[{$Cookies,$CookieStore},…]も永続的なクッキーの保存を妨げる.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (1)
クッキーは,URLコマンドが実行されたときに受信・設定することができる:
特性と関係 (3)
クッキーはSetCookiesを使って加えることができる:
クッキーについてはFindCookiesを使ってクエリを行うことができる:
クッキーはClearCookiesを使って削除することができる:
Wolfram Research (2016), $Cookies, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/$Cookies.html.
テキスト
Wolfram Research (2016), $Cookies, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/$Cookies.html.
CMS
Wolfram Language. 2016. "$Cookies." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/$Cookies.html.
APA
Wolfram Language. (2016). $Cookies. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/$Cookies.html