ClearAll

ClearAll[s1,s2,]

シンボル siの値,定義,属性,デフォルト,オプション,メッセージをクリアする.

ClearAll[patt1,patt2,]

名前が任意の文字列パターン pattiのいずれかとテキスト的に一致するすべてのシンボルをクリアする.

ClearAll[{spec1,spec,}]

speciのいずれかと等しいあるいは名前がマッチする任意のシンボルをクリアする.

詳細

  • パターン patt は,メタ文字を含む文字列,StringExpression[],あるいはRegularExpression["regex"]として与えられる. »
  • ClearAllには,以下のメタ文字を含む省略文字列パターンが使える.
  • *0個以上の文字
    @大文字を除く1個以上の文字
  • ClearAll["context`*"]は特定のコンテキストのすべてのシンボルをクリアする. »
  • ClearAll["`*"]は現行コンテキストのすべてのシンボルをクリアする. »
  • ClearAllは属性LockedまたはProtectedを持つシンボルには影響しない. »
  • ClearAllは属性HoldAllを有する. »

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

シンボルの値と属性を定義する:

値と属性をクリアする:

スコープ  (16)

シンボルの入力  (11)

変数の値(それ自身の値)をクリアする:

関数(下向きの値)をクリアする:

上向きの値をクリアする:

部分的な値をクリアする:

書式をクリアする:

属性をクリアする:

デフォルト値をクリアする:

オプションをクリアする:

メッセージをクリアする:

複数のシンボルをクリアする:

シンボルとシンボル名の組合せを使う:

定義が残っているのはx3だけである:

パターンを使う  (5)

クリアするシンボルを文字列パターンとして指定する:

現行コンテキストのすべてのシンボルをクリアする:

指定されたコンテキストのすべてのシンボルをクリアする:

StringExpressionを使って現行コンテキストの2文字のシンボルすべてをクリアする:

シンボルx1x2はクリアされたがyはそのままである:

RegularExpressionを使って現行コンテキストの3文字のシンボルをすべてクリアする:

アプリケーション  (2)

新たな定義をする前に古い定義をクリアする:

パッケージ中のすべてのシンボルを2回読み込めるように,シンボルのプロテクトを外しクリアする:

特性と関係  (6)

ClearAll[pattern]ClearAll/@Names[pattern]と同じシンボルをクリアする:

Clearは属性,デフォルト値,オプションは取り除かない:

ClearAllを使ってすべてをクリアする:

Clearはメッセージは除去しない:

ClearAllを使ってメッセージをクリアする:

ClearAllはすべての特性と定義を取り除くがシンボル自体はそのまま残す:

Removeはシンボルを完全に取り除く:

Unset (=.) を使って特定の左辺を持つ定義をクリアする:

すべての定義と特性をクリアする:

ClearAllは属性HoldAllを有する:

以下はsymbolそれ自身をクリアする:

以下はその値をクリアする:

考えられる問題  (3)

プロテクトされたシンボルはクリアできない:

Unprotectを使ってプロテクトされたシンボルの定義をクリアする:

Clearはロックされたシンボルの値と定義をクリアできる:

ClearAllはロックされたシンボルには影響を与えない:

コンテキストマークがないパターンを使うと$ContextPathでパターンに一致するすべてのシンボルがクリアされる:

シンボルxyはクリアされ,同時にいくつかのシステムシンボルのクリアも試みられた:

明示的なコンテキストマークがあるパターンを使うことで,システムや他のコンテキストにあるパターンと一致するシンボルのクリアを防ぐことができる:

Wolfram Research (1988), ClearAll, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ClearAll.html (2022年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), ClearAll, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ClearAll.html (2022年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "ClearAll." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/ClearAll.html.

APA

Wolfram Language. (1988). ClearAll. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ClearAll.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_clearall, author="Wolfram Research", title="{ClearAll}", year="2022", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/ClearAll.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_clearall, organization={Wolfram Research}, title={ClearAll}, year={2022}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/ClearAll.html}, note=[Accessed: 21-November-2024 ]}