ClearAll
ClearAll[s1,s2,…]
シンボル siの値,定義,属性,デフォルト,オプション,メッセージをクリアする.
ClearAll[patt1,patt2,…]
名前が任意の文字列パターン pattiのいずれかとテキスト的に一致するすべてのシンボルをクリアする.
ClearAll[{spec1,spec,…}]
speciのいずれかと等しいあるいは名前がマッチする任意のシンボルをクリアする.
詳細
- パターン patt は,メタ文字を含む文字列,StringExpression[…],あるいはRegularExpression["regex"]として与えられる. »
- ClearAllには,以下のメタ文字を含む省略文字列パターンが使える.
-
* 0個以上の文字 @ 大文字を除く1個以上の文字 - ClearAll["context`*"]は特定のコンテキストのすべてのシンボルをクリアする. »
- ClearAll["`*"]は現行コンテキストのすべてのシンボルをクリアする. »
- ClearAllは属性LockedまたはProtectedを持つシンボルには影響しない. »
- ClearAllは属性HoldAllを有する. »
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (16)
シンボルの入力 (11)
パターンを使う (5)
StringExpressionを使って現行コンテキストの2文字のシンボルすべてをクリアする:
RegularExpressionを使って現行コンテキストの3文字のシンボルをすべてクリアする:
特性と関係 (6)
考えられる問題 (3)
Unprotectを使ってプロテクトされたシンボルの定義をクリアする:
Clearはロックされたシンボルの値と定義をクリアできる:
ClearAllはロックされたシンボルには影響を与えない:
コンテキストマークがないパターンを使うと$ContextPathでパターンに一致するすべてのシンボルがクリアされる:
シンボルxyはクリアされ,同時にいくつかのシステムシンボルのクリアも試みられた:
明示的なコンテキストマークがあるパターンを使うことで,システムや他のコンテキストにあるパターンと一致するシンボルのクリアを防ぐことができる:
テキスト
Wolfram Research (1988), ClearAll, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ClearAll.html (2022年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "ClearAll." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/ClearAll.html.
APA
Wolfram Language. (1988). ClearAll. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ClearAll.html