Wolfram言語＆システムドキュメントセンター

EntityInstance

EntityInstance[entity,qualval]

限定子 qual の値が val である実体を表す．

EntityInstance[entity,{qual₁val₁,qual₂val₂,…}]

限定子 qual_iの値が val_iである実体を表す．

EntityInstance[entity,quantity]

quantity で限定された実体を表す．

詳細

Entity式は，インターフェースを使って作ることができる．
限定詞 qual は，entity のEntityPropertyの特性限定詞，QuantityVariable，あるいはFunctionの引数でよい．
entity[property]が qual に等しいパラメータを持つFunction[params,body]を返す場合は，関連付けられた値が body に代入され，params から qual が削除される．パラメータが残っていなければ，Functionラッパーが取り除かれる．

例題

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例 (4)

1950年のアイルランドを表す：

当時の人口を返す：

純関数として返された特性の値を指定する：

複数の特性について同じ値を指定する：

数量変数を含む特性の値を指定する：

物質の質量を指定する：

スコープ (8)

特性の限定子 (2)

特性の内側に限定子を使って1980年における特性を指定する：

これは，特性が限定されていない実体の例を使うことに等しい：

適用できない限定子は静かに無視される：

日付 (1)

実体の例における日付の限定子は，規則（この場合は単一の限定子）として指定することができる：

規則のリストとして：

あるいはDateObjectとして：

純関数の引数 (1)

立体の特性に現れる変数を得る：

この特性は変数の純関数である：

cが残りの変数の関数を得るように指定する：

すべての変数を指定する：

数量の変数値 (1)

調和振動子が従属する変数を得る：

数量の変数を指定する：

数量 (2)

1モルの水を指定する：

その質量を得る：

モル質量を使って質量を計算する：

結果は同じである：

50グラムのクロワッサンを指定する：

ビタミンAの絶対含有量を得る：

実体ストア (1)

「shape」実体を登録する：

半径2メートルの円板を表す：

面積を求める：

1辺が指定された長方形：

この面積はもう一方の辺のFunctionとして与えられる：

「shape」実体の登録を解除する：

特性と関係 (1)

未知あるいは適用不可能な例を含む式は静かに無視される：

複数の例を含む式は，適用可能なものだけに適用される：

おもしろい例題 (1)

二重振子の動きの方程式を得る：

初期条件を選ぶ：

方程式を解く：

2本の腕の時間進化をプロットする：

二重振子をアニメーション化する：

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