Flatten
Flatten[list]
ネストしたリストを平坦化する.
Flatten[list,n]
レベル n までを平坦化する.
Flatten[list,n,h]
頭部 h を持つ部分式を平坦化する.
Flatten[list,{{s11,s12,…},{s21,s22,…},…}]
結果的に各レベル i になるように全レベル sijを結合することで list を平坦化する.
詳細
- Flattenは,内側のカッコを削除することでリストを「解く」.
- Flatten[list,n]は,実質的にリスト list の最上レベルを n 回平坦にする.
- Flatten[f[e,…]]は,頭部が f の部分式を平坦にする.
- mijが行列のとき,Flatten[{{m11,m12},{m21,m22}},{{1,3},{2,4}}]は,実質的に「ブロック」mijから単一の行列を構築する.
- Flatten[list,{{i1},{i2},…}]は,list 中のレベル ikが結果ではレベル k になるように,実質的に list 中のレベルを入れ換える.関数Transposeは実際のところ,この指定方法の逆を使用していることに注意のこと.
- FlattenはSparseArrayオブジェクトのレベルを,対応する通常の配列におけるのと同じように平坦化する. »
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (5)
一般化と拡張 (4)
Flattenは任意の頭部に使うことができる:
アプリケーション (5)
まず平坦化することで,配列の3つのレベルを単一のDot操作に簡約する:
特性と関係 (5)
ArrayReshapeは矩形配列に対してはFlattenと逆の働きをする:
矩形配列 a については,ArrayFlatten[a,r]はFlatten[a,{{1,r+1},{2,r+2},…,{r,2r}}]に等しい:
Flattenは実質的に要素をその指標の辞書的順序に並べる:
おもしろい例題 (1)
Framedの連続するレイヤーを剥ぎ取る:
テキスト
Wolfram Research (1988), Flatten, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Flatten.html (2007年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "Flatten." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/Flatten.html.
APA
Wolfram Language. (1988). Flatten. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Flatten.html