FlipView

FlipView[{expr1,expr2}]

クリックされるたびに expr1expr2を交互に表示するオブジェクトを表す.

FlipView[{expr1,expr2,}]

連続する expriを循環的に切り換える.

FlipView[{expr1,expr2,},i]

expriを現行の表示オブジェクトにする.

詳細とオプション

  • FlipView内の任意の場所をクリックすると,次のオブジェクトに進む.
  • Shift-クリックで,1つ前のオブジェクトに戻る.
  • FlipView[list,Dynamic[i]]は,表示されたオブジェクトが動的に更新された i の現行値で指定されるとみなす.i の値は新しいオブジェクトが表示されるとリセットされる.
  • 次のオプションを使うことができる.
  • Alignment Automatic表示エリア内のオブジェクトの整列方法
    Background None使用する背景色
    BaselinePosition Automatic周囲のテキストとの相対的な位置付け
    BaseStyle{}FlipViewのベーススタイル指定
    Enabled Automaticコントロールを有効にするかどうか
    FrameMargins Automatic全体的な枠内の余白
    ImageMargins 0表示エリア周囲の余白
    ImageSize Automatic表示エリアの全体的な画像サイズ
  • デフォルトのオプション設定のImageSize->Automaticでは,FlipViewは現在表示中の expriのためのスペースしか残さない.
  • ImageSize->Allとすると,FlipViewは,全体的な大きさが変わらないように,常に最大の expri が表示できるスペースを残す.
  • ButtonSliderのようなコントロールは,FlipViewの内部ではクリックできない.
  • EventHandlerはマウスクリックを遮るが,設定がPassEventsDown->Trueの場合は,これをFlipViewに送る.
  • BaseStyleの設定値は一般に現行スタイルシートの"FlipView"スタイルで与えられるデフォルトスタイルに加えられる.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

2つの式のどちらかがクリックされるたびにもう1つの式に切り換える:

スコープ  (6)

FlipViewのコンテンツ  (3)

複数の式を切り換える:

グラフィックスあるいは任意の式の間を切り換える:

デフォルトで,FlipViewは各枠のサイズを変更する:

ImageSize->Allとすると,FlipViewはサイズ変更をしなくてもよいように表示に十分なスペースを取る:

FlipViewのコントロール  (3)

3番目のスライドの表示から始める:

設定は位置に基づく:

FlipViewをスライダーに接続する:

オプション  (10)

Alignment  (1)

式を中央に寄せる:

式を複数の位置で揃える:

AutoAction  (1)

カーソルが上に来るとFlipViewは前進する:

Background  (1)

背景色を設定する:

BaselinePosition  (1)

周囲のテキストに揃える:

Enabled  (1)

デフォルトで,FlipViewは有効になっている:

Enabled ->Falseとすると,FlipViewは無効になるが,現行状態は見える:

FrameMargins  (1)

ビュー内に余白を入れる:

ImageMargins  (1)

ビューの外側に余白を入れる:

ImageSize  (3)

ImageSizeを使って幅を制御する:

第2要素を設定することで高さが制御できる:

完全にカスタマイズされた画像サイズ:

アプリケーション  (3)

関数をそのグラフで選ぶ:

1Dの最初の25個のセルオートマトンの動作をめくって見る:

各国の国旗をめくって見る:

国の形をめくって見る:

特性と関係  (1)

FlipViewTogglerの特殊形である:

おもしろい例題  (1)

出力をクリックすると異なる多面体が表示される:

Wolfram Research (2007), FlipView, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FlipView.html (2008年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2007), FlipView, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FlipView.html (2008年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2007. "FlipView." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2008. https://reference.wolfram.com/language/ref/FlipView.html.

APA

Wolfram Language. (2007). FlipView. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/FlipView.html

BibTeX

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BibLaTeX

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