GeoBoundingBox
地理領域 g を取り囲む境界の矩形を定義する測地点を与える.
GeoBoundingBox[g,δ]
領域のすべての側を量 δ で充填する.
GeoBoundingBox[g,Scaled[s]]
部分的な量 s で充填する.
詳細とオプション
- GeoBoundingBox[g]は,g で決定された地域の南西と北東のコーナーを,それぞれのGeoPosition[{lat,lon}]位置で返す.
- 地理領域 g は,GeoDiskやGeoPath等のGeoGraphicsプリミティブと地理的なEntity[…]オブジェクトやEntityClass[…]オブジェクト等の組合せで与えることも,個々のGeoPositionの組合せで与えることもできる.
- 拡張された地理的実体には,"Polygon"の特性が使われる.点のような実体には,"Position"の特性が使われる.
- オプションGeoModelは,使用する地球あるいは天体のモデルを指定する.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (4)
スコープ (7)
GeoGraphicsプリミティブの集合の境界ボックス:
オプション (1)
GeoModel (1)
距離を角度に変換するとき,GeoBoundingBoxは使用される回転楕円体の大きさを知らなければならない.デフォルトでは,これは地球の"ITRF00"測地系である:
同じ測地円板が,月面においては遥かに大きい角度スケールに渡る:
デフォルト値のGeoModel->Automaticは,測地モデルを入力の他の部分から推論することもできることを示している:
特性と関係 (6)
GeoBoundingBoxは,取り囲む矩形の南西と北東のコーナーを返す:
GeoBoundsはこの範囲を直接返す:
拡張された実体の境界ボックスの中心は,その"Position"の特性を近似する:
境界ボックスは,円筒図法では長方形であるが,その他の投影法では違う:
GeoBoundingBoxはベキ等元である:
GeoBoundingBox[g, δ]における充填 δ は,GeoGraphicsのGeoRangePadding->δ オプションに相当する:
テキスト
Wolfram Research (2014), GeoBoundingBox, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoBoundingBox.html (2015年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2014. "GeoBoundingBox." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoBoundingBox.html.
APA
Wolfram Language. (2014). GeoBoundingBox. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoBoundingBox.html