GeoBounds

GeoBounds[g]

地理領域 g の緯度と経度の範囲を与える．

GeoBounds[g,δ]

経緯度範囲を±δ で充填する．

GeoBounds[g,Scaled[s]]

経緯度範囲をスケールされた量 s で充填する．

詳細とオプション

  • GeoBounds[g]は，度を単位とする緯度と経度の範囲{{latmin,latmax},{lonmin,lonmax}}を返す．
  • 地理領域 g は，GeoDiskやGeoPath等のGeoGraphicsプリミティブと地理的なEntity[…]オブジェクトやEntityClass[…]オブジェクト等の組合せで与えることも，個々のGeoPositionの組合せで与えることもできる．
  • 拡張された地理実体については，"Polygon"特性が使われる．点状の実体については "Position"特性が使われる．
  • オプションGeoModelは，使用する地球あるいは天体のモデルを指定する．

例題

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例  (4)

アメリカ合衆国を包み込んでいる境界ボックスの経緯度範囲を得る：

半径5000キロの測地円板を包み込んでいる境界ボックスの範囲：

アフリカ諸国を包み込んでいる経緯度範囲：

アフリカの経緯度範囲を200マイル拡張する：

スコープ  (7)

GeoGraphicsプリミティブの集合の経緯度範囲：

実体および実体クラスを包み込んでいる境界ボックスの範囲：

個別の測地位置で決定された境界ボックス：

ある国の経緯度範囲：

全方向に同じ角距離分拡張する：

代りに測地距離分拡張する：

数値による充填は，メートル単位の距離と解釈される：

地図の測地範囲と相対的な充填距離を指定する：

緯度と経度の範囲を別々に充填する：

各基本方位に異なる充填を指定する：

アポロ月面着陸の位置：

月面で境界を1000km延長する：

オプション  (1)

GeoModel  (1)

距離を角度に変換するためには，GeoBoundsは使用されている回転楕円体の大きさを知らなければならない．これは，デフォルトでは，地球の"ITRF00"測地系である：

同じ測地円板が，月面においてははるかに大きい角度スケールに渡る：

デフォルト値のGeoModelAutomaticは，測地モデルもまた入力の他の部分から推測されることを示している：

提供される情報は一貫していなければならない：

特性と関係  (6)

GeoBoundsは，緯度と経度それぞれの範囲を返す：

GeoBoundingBoxは，対応する境界ボックスの南西と北東のコーナーを返す：

両者は同じ領域を定義する：

拡張された実体の境界ボックスの中心は，その"Position"特性を近似する：

円筒図法では境界ボックスは長方形だが，他の投影法ではそうではない：

長いGeoPathオブジェクトに対してGeoBoundsを使用する際の経度範囲は360度に限られる：

長さ百万キロメートルの測地線は，地球をおよそ25周する：

以下が測地経路の最終位置である：

180°の経線と交差する諸国は，経度の連続する範囲を返す：

GeoBounds[g, δ]における充填 δ は，GeoGraphicsのGeoRangePadding->δ オプションに対応する：

以下の充填範囲と一致する：

Wolfram Research (2014), GeoBounds, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoBounds.html （2015年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2014), GeoBounds, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoBounds.html （2015年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2014. "GeoBounds." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoBounds.html.

APA

Wolfram Language. (2014). GeoBounds. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoBounds.html

BibTeX

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