Glaisher

Glaisher

グレシャーの定数で数値はである.

詳細

  • NumericQには数値として扱われ,Dには定数として扱われる数学定数である.
  • Glaisherは,Nを使って任意精度で評価することができる.
  • グレシャー(Glaisher)の定数 Aは,を満足する.ただし はリーマンのゼータ関数であるものとする.

予備知識

  • Glaisherは,グレシャーの定数 を表すシンボルである.これは,グレシャー・キンキリン(GlaisherKinkelin)の定数としても知られている.Glaisherの定義は,数学の中でさまざまなものがあるが,もっとも一般的な定義は,を満足する定数 である.ただし, はリーマンのゼータ関数Zetaであり,で評価されたその導関数,Logは自然対数である.Glaisherは数値を持つ.Glaisherは,総和,積,積分を含む数学計算に見られるが,特にGamma関数およびZeta関数を含む総和と積分に顕著に現れる.
  • Glaisherがシンボルとして使われた場合は,厳密値として伝播される.Glaisherを含む複雑な式の展開と簡約には,FunctionExpandFullSimplify等の関数が必要な場合がある.
  • Glaisherが,有理数(整数の比で表せる)かどうか,代数的数(整数多項式の根である)かどうか,あるいは任意の底について正規数( を底とした展開における数字が一様に分布している)かどうかは,現在のところ判明していない.
  • Glaisherは,Nを使って任意の数値精度に評価することができる.しかし,現在のところ,その桁数が大きい場合の計算のための有効な式は不明である.RealDigitsを使ってGlaisherの各桁の数字を返すことができ,ContinuedFractionを使ってその連分数展開における項を得ることができる.

例題

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  (1)

任意精度で評価する:

スコープ  (2)

厳密な数値計算を行う:

TraditionalFormによる表示:

アプリケーション  (5)

ゼータ関数の導関数:

ガンマ関数を含む積分:

無限積からGlaisherを得る:

無限和からGlaisherを得る:

極限からGlaisherを得る:

特性と関係  (1)

さまざまな記号的関係が自動的に使われる:

おもしろい例題  (1)

連分数の項:

Wolfram Research (1999), Glaisher, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Glaisher.html (2007年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1999), Glaisher, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Glaisher.html (2007年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1999. "Glaisher." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/Glaisher.html.

APA

Wolfram Language. (1999). Glaisher. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Glaisher.html

BibTeX

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