HeunD

HeunD[q,α,γ,δ,ϵ,z]

二重合流型Heun関数を与える.

詳細

  • HeunDは関数のHeun族に属し,量子力学,数学物理およびそのアプリケーションでしばしば使われる.
  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • HeunD[q,α,γ,δ,ϵ,z]は二重合流型Heun微分方程式 を満足する.
  • HeunD関数は,制約条件 を満足する二重合流型Heun方程式のベキ級数解 である.
  • HeunDは,特定の特殊な引数については自動的に厳密値に評価される.
  • HeunDは任意の複素パラメータについて評価できる.
  • HeunDは任意の数値精度で評価できる.
  • HeunDは自動的にリストに縫い込まれる.

例題

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  (3)

数値的に評価する:

二重合流型Heun関数をプロットする:

HeunDの級数展開:

スコープ  (25)

数値評価  (9)

高精度で評価する:

出力精度は入力精度に従う:

HeunDは1つまたは複数の複素パラメータを取ることができる:

HeunDは複素引数を取ることができる:

さらに,HeunDはすべての複素入力を取ることができる:

HeunDを高精度で効率よく評価する:

リストと行列:

不確定特異点をバイパスし,負の実数軸上の点についてHeunDを評価する:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のHeunD関数を計算することもできる:

特定の値  (2)

単位点におけるHeunDの値:

不確定特異原点におけるHeunDの値は不確定である:

可視化  (5)

HeunD関数をプロットする:

複素パラメータについてHeunD関数の絶対値をプロットする:

HeunDを第2パラメータ の関数としてプロットする:

HeunD の関数としてプロットする:

HeunD関数族をさまざまなアクセサリパラメータ についてプロットする:

微分  (2)

HeunD 次導関数はHeunDPrimeである:

HeunDのより高次の導関数はHeunDPrimeを使って計算される:

積分  (3)

HeunDの不定積分は初等関数やその他の特殊関数では表現されない:

HeunDの数値定積分:

HeunDを含むその他の積分:

級数展開  (4)

正則点 における HeunDについてのテイラー(Taylor)展開:

におけるHeunDの級数展開の第2項の係数:

の周囲のHeunDについての最初の3つの近似をプロットする:

任意の通常の複素点におけるHeunDについての級数展開:

アプリケーション  (3)

DSolveを使って二重合流型Heun微分方程式を解く:

解をプロットする:

双合流型Heun微分方程式についての初期値問題を解く:

アクセサリパラメータ q のさまざまな値について解をプロットする:

二重合流型Heun微分方程式を直接解く:

特性と関係  (3)

HeunDは点 において解析的である:

原点はHeunD関数の特異点である:

上記の特異点を除き,HeunDは任意の有限複素 で評価できる:

HeunDの導関数はHeunDPrimeである:

考えられる問題  (1)

HeunDは大きい引数については発散する:

Wolfram Research (2020), HeunD, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/HeunD.html.

テキスト

Wolfram Research (2020), HeunD, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/HeunD.html.

CMS

Wolfram Language. 2020. "HeunD." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/HeunD.html.

APA

Wolfram Language. (2020). HeunD. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/HeunD.html

BibTeX

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BibLaTeX

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