ImageAdd
ImageAdd[image,x]
image 中の各チャンネル値に x を加える.
ImageAdd[image1,image2]
各画素が image1と image2中の対応する画素の和である画像を返す.
ImageAdd[image,expr1,expr2,…]
すべての expriを image に加える.ただし,各 expriは,画像,数,あるいは色の値である.
詳細
- ImageAdd[image,…]によって返される画像は image と同じ次元である.
- ImageAdd[image,x]では,x は,通常0から1までの数,色,あるいはカラーチャンネルの値のリストである.
- ImageAdd[image,x]は,一般に,もとになっているデータ型が image と等しい画像を,必要であれば値の切取りや切断を行った上で与える.
- 画像の次元が異なる場合,ImageAdd[image1,image2]は image2を image1の中央に加える.
- image1あるいは image2が単一チャンネルの画像の場合,その値はImageAdd[image1,image2]中のもう一方の画像の各チャンネル内の値に追加される.
- image1および image2が両方とも多チャンネルの画像の場合,各チャンネルの値は別々に加えられる.
- ImageAdd[image1,image2]は image1あるいは image2の大きい方のタイプの画像を,必要であれば値の切取りや切断を行った上で画像を与える.
- バイナリ画像については,ImageAddは,事実上,画素値の論理和を求める.
- ImageAdd[image,expr1,expr2,…]は,ImageAddを引数のリストにたたみ込む.
- ImageAdd[{image,expr1,expr2,…}]はImageAdd[image,expr1,expr2,…]と等価である.
- ImageAddはImage3Dオブジェクトに使うことができる.
例題
すべて開くすべて閉じる考えられる問題 (3)
有限精度画像における数値的丸めは,機械演算の限定された精度の影響を受けることがある:
色空間が異なる画像を加える場合は,チャンネル値が一つ一つ加えられる:
結果の画像はAutomaticの色空間になる:
テキスト
Wolfram Research (2008), ImageAdd, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAdd.html (2014年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2008. "ImageAdd." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAdd.html.
APA
Wolfram Language. (2008). ImageAdd. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAdd.html