ImageAdjust
ImageAdjust[image]
0から1の範囲をカバーするように image 内のレベルを調節する.
ImageAdjust[image,corr]
補正指定 corr に従って画像を調整する.
ImageAdjust[image,corr,{inmin,inmax}]
入力値の inminから inmaxまでが 0 から1までにマップされるように,まず再スケールする.
ImageAdjust[image,corr,{inmin,inmax},{outmin,outmax}]
入力値の inminから inmaxまでが outminから outmaxまでになるように再スケールする.
詳細
- 画像のコンテンツのより多くの部分が可視領域に入れるため,あるいは悪い照明やコントラストを補正するために,ImageAdjustを使って画素値を調整することができる.
- ImageAdjustは任意の数の2Dおよび3D画像に使うことができる.
- コントラスト,明るさ,およびガンマ補正のための補正 corr は,次の任意の設定を取ることができる.
-
c 画像のコントラストを c 調整する {c,b} 画像の明るさを b 調整する {c,b,γ} 値を γ のベキ乗することでガンマ補正を行う - すべての画素値 x に適用された補正変換はで,必要な場合は画像の型に合わせて丸められたり切り取られたりする.
- ゼロ補正は{0,0,1}補正に相当する.
- 再スケールされた値が outminから outmaxまでの範囲の外側にあるとき,その値は切り取られる.
- 画像中の異なるチャンネルを別々に扱うように指定するためにすべての訂正パラメータと範囲パラメータをリストとして与えることができる. »
- 範囲のパラメータをAutomaticにして画像中の最大値あるいは最小値を示すことができる.
- カラー画像に適用された場合には,ImageAdjustは常にRGB画像を返す.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (9)
アプリケーション (7)
ガンマの値を0<γ<1の範囲で使って画像の暗い部分をより詳細に見る:
DistanceTransformが返した相対距離を見るために調節する:
LaplacianGaussianFilterが返す範囲外の値が見えるように調整する:
特性と関係 (5)
グレースケールの画像については,ImageAdjust[Image[data]]はImage[Rescale[data]]に等しい:
ImageAdjust[image]はImageAdjust[image,{0,0,1},{min,max},{0,1}]に等しい.ただし,{min,max}が image におけるチャンネルについての画素幅である:
ImageAdjust[image,-2]はColorNegate[image]に等しい:
ImageAdjust[image,-1]は一定の画像を与える:
コントラストの値 c を-1から∞にすると画像のコントラストが大きくなる:
ImageAdjust[image,{c,b,γ}]はImageApply[Clip[(b+1)(c+1)#γ-c/2,{0,1}]&,image]に等しい:
考えられる問題 (2)
テキスト
Wolfram Research (2008), ImageAdjust, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAdjust.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2008. "ImageAdjust." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAdjust.html.
APA
Wolfram Language. (2008). ImageAdjust. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAdjust.html