ImageAlign

ImageAlign[ref,image]

基準画像 ref に揃えられた image2のバージョンを返す.

ImageAlign[ref,{image1,,imagen}]

imageiを基準画像 ref に揃えた結果を返す.

ImageAlign[{image1,image2,}]

image1を基準画像として使用する.

詳細とオプション

  • ImageAlign[image1,image2]は,image1と位置を合わせる image2の変換を求め,image2にこの変換を適用した結果を返す.
  • ImageAlignは,任意の2Dおよび3Dの画像に使うことができる.
  • 結果の画像は基準画像と同じ次元である.
  • FindGeometricTransformを使って位置合せに使う幾何変換を計算する.
  • 使用可能なオプション
  • Background Automatic背景の値
    Method Automatic使用する整列メソッド
    TransformationClass Automatic画像間の幾何学的関係
  • Methodオプションの使用可能な設定値
  • Automatic適したメソッドを自動的に選ぶ
    "Keypoints"対応する特徴点を使う
    {"Keypoints",method}ImageCorrespondingPointsメソッドを使う
    "MeanSquareGradientDescent"対応する画素間の最小平方距離を最小にする
    "Fourier"フーリエ法に基づく位置合せ
    "FourierBlurInvariant"フーリエに基づいた位置合せのぼやけ不変
  • デフォルト設定のTransformationClass->Automaticでは,ImageAlignは可能な中で最も簡単な変換を試みる.
  • 使用可能な変換(降順に複雑さが増す)
  • "Translation"平行移動のみ
    "Rigid"平行移動と回転
    "Similarity"平行移動,回転,スケーリング
    "Affine"線形変換と平行移動
    "Perspective"一次分数変換

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

画像の一部を全体画像と整列させる:

3Dの立体を整列させる:

スコープ  (2)

4つの画像のリストを基準画像と揃える:

最初の画像を基準にして3つの画像のリストを揃える:

3つの画像が返される:

オプション  (11)

Background  (1)

デフォルトで,透過性のある背景が使われる:

別の背景色を指定する:

Method  (5)

デフォルトで,ImageAlignはメソッドと初期化の自動組合せを使う:

"Keypoints"メソッドは自然な2D写真をうまく扱う:

"KAZE"特徴点を使う:

複数のメソッドで検出されたすべての特徴点を使う:

"MeanSquareGradientDescent"メソッドは画像間の密な距離を使う:

このメソッドは,画像間の初期の大きい重なりを必要とすることが多い:

"Fourier"メソッドは重なりが少ない画像でも整列させることができる:

ノイズと動きのぼやけがあるところに"FourierBlurInvariant"メソッドを使う:

TransformationClass  (5)

変換を平行移動に限定する:

"Rigid"変換では,平行移動に加え回転も使うことができる:

"Similarity"変換では,平行移動,回転スケーリングが使える:

任意のアフィン変換が使える:

透視変換:

アプリケーション  (4)

画像をその鏡像と並べる:

整列させた画像を重ねる:

同じオブジェクトの2つの異なる画像を整列させる:

焦点合成の前に画像を整列させる:

焦点合成を行う:

整列なしの焦点合成と比較する:

特性と関係  (2)

対応する点の特定の集合を使った画像の整列には,FindGeometricTransformを使う:

ImagePerspectiveTransformationで画像を変換する:

FindGeometricTransformを使って画像を揃える幾何変換を求める:

画像の一方を変形してもう一方の上に合成することで,2つの画像を繋ぎ合せる:

Wolfram Research (2010), ImageAlign, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAlign.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2010), ImageAlign, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAlign.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2010. "ImageAlign." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAlign.html.

APA

Wolfram Language. (2010). ImageAlign. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAlign.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_imagealign, author="Wolfram Research", title="{ImageAlign}", year="2021", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAlign.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_imagealign, organization={Wolfram Research}, title={ImageAlign}, year={2021}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageAlign.html}, note=[Accessed: 21-November-2024 ]}