ListPicker

ListPicker[list,{val1,val2,}]

可能な値 valiを含むことができる設定 list のリストペインを表す.

ListPicker[Dynamic[list],{val1,}]

設定値が list の動的に更新された現行値であると解釈する.項目が選択/選択解除されるたびに要素が加えられたり削除されたりする.

ListPicker[list,{val1lbl1,val2lbl2,}]

lbliで可能な値 valiが示されるリストペインを表す.

詳細とオプション

  • ListPickerは垂直方向の項目リストを表示する.デフォルトで,システムが提供するリストボックスあるいはリストビューの外観が使われる.
  • キーを押さえながらListPickerをクリックすると一連の項目が選択される.あるいはキーを押さえながらListPickerをクリックすると,個々の選択を切り換えることができる.
  • list には選択されたすべての値が入れられる.値が何も選択されていない場合,list は空リストになる.
  • valilbliは,文字列,ボックス,グラフィックス,動的式を含むその他の任意の式のいずれでもよい.
  • Delimitervaliのリスト中で使って,表示されたリストペインの水平デリミタを指定することができる.
  • 使用可能なオプション
  • Appearance Automaticペインの全体的な外観
    AppearanceElements Automatic表示された出力に含む全体的な制御要素
    Background Automatic使用する背景色
    BaselinePosition Automatic周囲のテキストと相対的な整列
    BaseStyle {}リストピッカーのベーススタイル指定
    ContentPaddingTrue余白をコンテンツの周りぎりぎりまで縮めるかどうか
    Enabled Automaticペインを有効にするか無効(灰色表示)にするか
    FieldSize {{1.,50.},{1.,10.}}
  • リスト項目用のフィールドサイズ
  • FrameMarginsAutomaticメニュー枠内に残す余白
    ImageMargins0表示されたメニュー周囲の余白
    ImageSize Automatic表示されたリストペイン全体の大きさ
    Multiselection True複数項目の同時選択を許可するかどうか
    Scrollbars Automaticスクロールバーを含めるかどうか
    ScrollPosition{0,0}スクロールが有効な場合のスクロール位置
    Spacings Automatic縦方向の間隔
  • Backgroundの設定値は,コントロール中の連続する項目に別々に適用できるように以下のように与えられる.
  • {s1,s2,,sn}s1から snまでを使い,次にデフォルトを使う
    {{c}}すべてに c を使う
    {{c1,c2}}c1c2を交互に使う
    {{c1,c2,}}ciを循環的に使う
    {s,{c}}s を使い,次に c を繰り返し使う
    {s1,{c},sn}s1を使い,次に c を繰り返し使い,最後に snを使う
    {s1,s2,,{c1,c2,}, sm,,sn} 最初に siの最初の列を使い,次に ciを循環的に使い,最後に siの最後の列を使う
    {s1,s2,,{},sm,,sn}最初に siの最初の列を使い,最後に siの最後の列を使う
    {i1->v1,i2->v2,}位置 ikで何を使うかを指定する
    {spec,rules}rules を使って spec の指定を無効にする
  • {s1,s2,,{},sm,,sn}の形式の設定では,リストピッカーにある項目より多くの siが指定された場合は,初めの方の項目には siが最初から使われ,最後の方の項目には最後から使われる.
  • Appearanceの可能な設定値に"Framed""Frameless"がある.
  • AppearanceElementsで使用できる要素には"ResizeArea"が含まれる.
  • BaselinePositionはデフォルトでCenter->Axisであると解釈される.
  • BaseStyleの設定値は,一般に現行スタイルシートの"ListPane"スタイルで与えられるデフォルトスタイルに追加される.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (3)

リストペインから値を選ぶ:

選択されるべき指定された値を初期化する:

ListPaneを動的状態に接続する:

スコープ  (3)

デリミタを加える:

ラベルを含ませる:

値とラベルには任意の式が使える:

ラベルの値と裸の値を組み合せる:

オプション  (13)

Appearance  (1)

ListPickerを枠なしで表示する:

枠のないListPickerの周りにカスタムフレームを表示する:

AppearanceElements  (1)

サイズ変更可能なListPickerを作る:

Background  (2)

2つの背景を交互に指定する:

特定の項目の背景を指定する:

BaselinePosition  (1)

ListPickerをテキストと整列させる:

BaseStyle  (1)

名前付きのスタイルを使う:

Enabled  (1)

選択不可のListPickerを作る:

FieldSize  (1)

M文字と線を使って高さと幅を設定する:

ImageSize  (2)

フィールドの幅を指定する:

フィールドの全体的な大きさを指定する:

Multiselection  (1)

ListPickerで2つ以上の値が選べないようにする:

Scrollbars  (1)

たとえ必要ではない場合でも常にスクロールバーを表示するListPickerを作る:

Spacings  (1)

高さがコンテンツと厳密に等しい選択リストを作る:

おもしろい例題  (2)

どの方程式をプロット中に表示するかのコントロールを作る:

パラメトリックプロットの特徴を指定する:

Wolfram Research (2012), ListPicker, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ListPicker.html.

テキスト

Wolfram Research (2012), ListPicker, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ListPicker.html.

CMS

Wolfram Language. 2012. "ListPicker." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ListPicker.html.

APA

Wolfram Language. (2012). ListPicker. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ListPicker.html

BibTeX

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BibLaTeX

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