LocalSymbol
LocalSymbol["name"]
値がローカルのファイルシステムに永久的に保存されているシンボルを表す.
LocalSymbol[obj]
ローカルオブジェクト obj に対応する永久的なシンボルを表す.
詳細
- LocalSymbol[name]=val あるいはLocalSymbol[name]:=val を使って値を割り当てることができる.
- LocalSymbol[name]を評価するとLocalSymbol[name]に割り当てられた値が与えられる.
- 値が割り当てられたことがなければ,LocalSymbol[name]は存在せず,未評価で返される. »
- ローカルシンボルの値はローカルオブジェクトに保存される.
- LocalSymbol["name"]は,デフォルトで,ディレクト$LocalSymbolBase内の指定された名前を持つローカルオブジェクトを参照する.
- LocalSymbol["name",base]は指定されたベースと相対的なローカルオブジェクトを参照する.
- ローカルシンボルは,もとになっているファイルシステムのオブジェクトに適切なパーミッションが設定されていれば,ユーザ間で共有することができる.
- LocalSymbol["name"]では,"name"は任意の文字列でよい.
- LocalSymbol[File["path"]]およびLocalSymbol[relpath,File["path"]]もサポートされている.
- ローカルシンボルは,Removeで除去することができる.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (6)
何も割り当てられていないローカルシンボルは未評価で残される:
ValueQ[LocalSymbol[…]]は,局所シンボルに割り当てられた値があるかどうかをチェックする:
LocalObjectsを使って既存の全ローカルシンボルをリストすることができる:
ローカルシンボルはRemoveで除去することができる:
ローカルシンボルはIncrementのような再割当て関数に使うことができる:
ローカルシンボルはAppendToのような再割当て関数に使うことができる:
一般化と拡張 (3)
特性と関係 (5)
ローカルシンボルはローカルオブジェクトに保存されるので,LocalObjectを使ってアクセスすることができる:
デフォルトで,ローカルシンボルは$LocalBaseのサブディレクトリに保存される:
CloudSymbolはクラウドストレージのシンボルを提供する:
テキスト
Wolfram Research (2015), LocalSymbol, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LocalSymbol.html (2016年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2015. "LocalSymbol." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2016. https://reference.wolfram.com/language/ref/LocalSymbol.html.
APA
Wolfram Language. (2015). LocalSymbol. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LocalSymbol.html