ResourceVersion
リソースのバージョンを指定する,ResourceObject,ResourceFunctionおよび関連関数のオプションである.
詳細
- ResourceVersionは,しばしば,ローカルにキャッシュされた中で最も新しいバージョンを与えるAutomaticというデフォルト値を持つ.
- キャッシュされたバージョンがない場合は,リソースシステムから最新の互換バージョンが取得される.
- ResourceVersionは,Function Repository,Data Repository,Neural Net Repositoryを含む任意のリポジトリで公開されたリソーソースについてサポートされている.バージョニングは,特定ユーザのクラウドアカウントに配備されたような,リポジトリに公開されていないカスタムリソースについてはサポートされていない.
- バージョンの値は"x.y.z"の形の文字列である.z の変化はバグフィックスを,y の変化は累積的更新を,x の変化は重大な,互換性を破る可能性がある変更を表している.
- ResourceVersionには,厳密なバージョンを指定する文字列に加え,GreaterThan,LessThan,GreaterEqualThan,LessEqualThan,EqualToの各演算子を使うことができる.Andを使って演算子を組み合せてより複雑なバージョン範囲を定義することができる.指定と一致するバージョンが複数ある場合は,要求した環境と互換の最新バージョンが返される.
- リソースシステムは要求した環境と互換のバージョンしか返さない.互換性はある程度$VersionNumber,$SystemWordLength,$OperatingSystemに基づいている.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
ResourceObjectの特定のバージョンを取り出す:
ResourceFunctionの2つのバージョンを取得する:
スコープ (3)
GreaterThanを使って取り出したより新しいバージョンでは方向がサポートされている:
Andを使って演算子を組み合せる:
ResourceDataはResourceVersionをサポートする.データの旧バージョンを取得する:
Wolfram Research (2020), ResourceVersion, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ResourceVersion.html (2021年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2020), ResourceVersion, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ResourceVersion.html (2021年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2020. "ResourceVersion." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/ResourceVersion.html.
APA
Wolfram Language. (2020). ResourceVersion. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ResourceVersion.html