SpeechCases

SpeechCases[audio,form]

audio の文字起こしに含まれる，タイプ form であると識別されたテキストの事例のリストを与える．

SpeechCases[audio,{form1,form2,…}]

すべてのタイプ formiについての結果の連想を与える．

SpeechCases[audio,formspecprop]

求まった各結果について指定された特性を与える．

SpeechCases[audio,formspec{prop1,prop2,…}]

求まった各結果について特性のリストを与える．

SpeechCases[audio,spec,n]

求まった最初の n 例を与える．

詳細とオプション

  • SpeechCases[{audio1,audio2,…},…]は，各 audioiの認識された例を与える．
  • 次は，使用可能な識別タイプ form である．
  • "type"任意のテキストの要素タイプ（例："Noun"，"City"）
    Entity[…,…]テキストの要素タイプの特定の実体
    form1|form2|…
  • formi
    • のいずれかに一致するフォーム
    Containing[outer,inner]タイプ inner を含むタイプ outer のフォーム
    Verbatim["string"]厳密に一致する特定の文字列
    pattern一致するかどうかを見る文字列パターン
  • 次は，特性 prop の可能な選択肢である．
  • "String"識別されたテキストの文字列（デフォルト）
    "Position"文字列の text における開始位置と終了位置
    "Probability"識別が正しいという推定確率
    "Interpretation"識別された文字列の標準的な解釈
    "Snippet"識別された文字列の前後を含む抜粋
    "HighlightedSnippet"識別された文字列をハイライトした抜粋
    fすべての特性を含む連想に f を適用する
    {prop1,prop2,…}特性指定のリスト
  • 次は，使用可能なオプションである．
  • AcceptanceThreshold Automatic識別として許容する最低確率
    Masking All関心区間
    PerformanceGoalAutomatic特定の利点を持つアルゴリズムを優先する
    TargetDevice"CPU"実体の検出にCPUあるいはGPUの計算を使うべきかどうか
    VerifyInterpretation False解釈可能性を確かめるかどうか
  • SpeechCasesは機械学習を使う．含まれるメソッド，訓練集合，バイアスは，Wolfram言語のバージョンによって異なることがあり，与えられる結果も異なる可能性がある．
  • SpeechCasesはリソースをダウンロードすることがある．ダウンロードされたリソースは，$LocalBaseのローカルなオブジェクトストアに保存され，LocalObjects[]でリストしたりResourceRemoveで削除したりできる．

例題

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例  (2)

音声録音に含まれる都市を求める：

都市を求めてその解釈を得る：

スコープ  (13)

基本的な用法  (3)

すべての都市を求める：

都市のすべての例を求めて解釈する：

各タイプについて返す識別の最高数を指定する：

形式指定  (4)

音声録音に含まれる名詞を求める：

音声録音に含まれる単語を求める：

録音中の都市と国を求める：

Alternativesを使って複数のタイプを求める：

文字列の中で通貨額を含むすべての文を求める：

特性  (6)

通貨額とその解釈を求める：

検出された都市と国について確率と解釈を得る：

複数の戻り型を指定する：

Association中の使用可能なすべての特性を表示する：

いくつかのタイプの実体の特性でデータ集合を作る：

発話テキストに出てくる場所の測地位置を求める：

オプション  (3)

AcceptanceThreshold  (1)

デフォルトで，自動許容閾値が使われる：

最低識別確率を指定する：

Masking  (1)

デフォルトで，解釈可能な結果を得るために音声信号全体が処理される：

信号の前半の中で名詞だけを検索する：

VerifyInterpretation  (1)

デフォルトで，結果の解釈可能性は確かめられず，解釈の代りに文字列が返される：

解釈できない実体はフィルタをかけて除外する：

特性と関係  (2)

SpeechCasesは，事実上，SpeechRecognizeの結果に対してTextCasesを呼び出す：

SpeechCasesはTextCasesと同じタイプの識別をサポートする：

指定されたタイプと音声転写に対してどちらも同じ部分文字列を識別する：

Wolfram Research (2020), SpeechCases, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/SpeechCases.html.

テキスト

Wolfram Research (2020), SpeechCases, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/SpeechCases.html.

CMS

Wolfram Language. 2020. "SpeechCases." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/SpeechCases.html.

APA

Wolfram Language. (2020). SpeechCases. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SpeechCases.html

BibTeX

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BibLaTeX

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