StandardForm
StandardForm[expr]
式 expr を標準的なWolfram言語の二次元形として表示する.
詳細
- StandardFormは,入力として使えるようにWolfram言語の式を固有で矛盾のない表記で出力する. »
- StandardFormには,慣用的な数学表記法の持つ多くの面が取り入れられている.
- StandardFormは,ノートブックのWolfram言語の式の入出力のどちらにも使われる標準書式である.
- GraphicsとGraphics3Dは,StandardFormで画像として表示される.
- StandardFormは,ノートブック用フロントエンドを使い編集することができる.
- StandardFormでは,キーボードの文字をはじめ各種の特殊文字を使うことができる.
- StandardFormはボックスに基づいている.
- ノートブック用フロントエンドのメニューには,StandardFormへの変換,逆変換用のコマンドが提供されている.
- StandardFormは,入力を評価するとStandardForm[expr]になるときは出力には現れない. »
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (7)
特性と関係 (5)
StandardFormは,入力を評価するとStandardForm[expr]になるときは出力には現れない:
OutにはStandardForm[x^2]ではなく値 x2が割り当てられる:
StandardFormは二次元の曖昧さのない形式である:
OutputFormはキーボード文字を使ってStandardFormを近似する:
TraditionalFormは二次元ではあるが曖昧な形式である:
InputFormとFullFormは一次元の形式を提供する:
ToStringを使ってStandardFormで文字列を生成する:
ToExpressionを使ってもとに戻す:
ToBoxesを使ってStandardFormでの式のボックス表現を得る:
ToExpressionを使ってもとに戻す:
Formatで書式を加える:
考えられる問題 (1)
StandardFormは,出力のトップレベルから省略された場合でも部分式からは削除されない:
出力はStandardFormではない:
しかし,変数 e はStandardFormなので,続く評価に影響するかもしれない:
StandardFormが介在するため乗算は評価されない:
まず変数に割当てを行い.次に結果にStandardFormを適用することで計算可能性を維持する:
テキスト
Wolfram Research (1996), StandardForm, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/StandardForm.html (2007年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1996. "StandardForm." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/StandardForm.html.
APA
Wolfram Language. (1996). StandardForm. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/StandardForm.html