StringReplace

StringReplace["string",ssp]

"string"の部分文字列として現れる s を spで置き換える．

StringReplace["string",{s1sp1,s2sp2,…}]

"string"の部分文字列として現れる si を spiで置き換える．

StringReplace["string",srules,n]

最初の n 個のみ置き換える．

StringReplace[{s1,s2,…},srules]

各 siの結果のリストを与える．

StringReplace[srules]

式に適用可能なStringReplaceの演算子形を表す．

詳細とオプション

  • 文字列式 siは，StringExpressionの注釈で指定された任意のオブジェクトを含むことができる．
  • StringReplaceは列を通して，一連の文字位置を先頭として各部分列をテストする．それぞれの部分列について，指定された変換規則を順に試していく．いずれかの規則が適用されるとこの部分列で置き換えをして，この部分列の終った次の文字位置を先頭として次の列に続行する．
  • si->spiという置換の spiを評価しても文字列にならない場合，StringReplaceは通常の文字列ではなくStringExpressionを返す．
  • si:>spiという形式の置換では，spiは使われるまで評価されない．
  • オプションをIgnoreCase->Trueと設定すると，StringReplaceは大文字と小文字を同じものとして取り扱うようになる．
  • StringReplace[srules][expr]はStringReplace[expr,srules]に等しい．
  • StringReplace[BioSequence["type","seq"],srules,…]は，生体分子配列を生成する srules に従って文字列"seq"の出現箇所を置き換える．この場合，規則 si->spiの siの縮重記号は生体分子配列のタイプに基づいてワイルドカードパターンとして解釈される．Verbatim[si]を使って縮重記号を文字通りマッチングする．
  • BioSequenceのドキュメントには，各生体分子配列タイプについてサポートされる縮重記号がリストされている．
  • StringReplaceが操作する生体分子配列が環状なら，ラップアラウンドマッチングが可能である．

例題

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例  (3)

すべての「ab」を「X」で置換する：

「ab」を少なくとも1回含むすべての部分文字列を「X」で置換する：

StringReplaceの演算子形を使う：

スコープ  (12)

文字列パターンを使う：

正規表現を使う：

日付にパターンマッチを使う：

正規表現と文字列パターンの混合：

規則の右辺を評価するためにRuleDelayed (:>) を使う：

与えられたパターンにマッチする最初の2例だけを置換する：

どちらの文字列も置換する：

StringReplaceは特殊文字にも使える：

StringReplaceは自動的に文字列のリストに縫い込まれる：

生体分子配列のヌクレオチドを変更する：

指定された生体分子配列で置換されるパターンでワイルドカードを使う：

"N"は縮重記号で，生体分子配列以外ではワイルドカードではない：

追加的なラップアラウンド置換が循環的な生体分子配列に使えるかもしれない：

Verbatimを使って文字通りの縮重記号だけを置換する：

一般化と拡張  (1)

置換は文字列ではなくともよい：

オプション  (1)

IgnoreCase  (1)

これは，大文字小文字を無視してすべてを置換する：

アプリケーション  (7)

先頭と末尾のスペースを削除する：

テキスト中のコメント部分を削除する：

テキストからコメントを抽出する：

HTMLドキュメントからすべてのタグ"<...>" を取り払う：

文中のすべての単語の語頭を大文字にする：

テキスト中の日付表記を変える：

テキスト中の素数を指摘する：

隣接部分に依存しない置換系：

進化の5ステップ：

特性と関係  (1)

StringPositionはパターンが起る始点と終点を返す：

出力はStringReplacePartで使うことができる：

同じ結果：

おもしろい例題  (1)

「A New Kind of Science 」のテキストの抜粋部分で指定の長さの語をハイライトする：

Wolfram Research (1991), StringReplace, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/StringReplace.html （2020年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (1991), StringReplace, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/StringReplace.html （2020年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 1991. "StringReplace." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/StringReplace.html.

APA

Wolfram Language. (1991). StringReplace. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/StringReplace.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_stringreplace, author="Wolfram Research", title="{StringReplace}", year="2020", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/StringReplace.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

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