TaskObject
TaskObject[spec]
バックグラウンドタスクを表すオブジェクトである.
詳細
- タスクは,SessionSubmit,LocalSubmit,CloudSubmit等の関数によって作られる.
- TaskObject[spec][prop]は,タスクの特性の値を与える.
- 全タスクの特性
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"EvaluationExpression" タスクが実行されたときに評価する式 "EvaluationResult" タスクの式を評価した結果 "EventData" 全ハンドラ関数のキーの最近値 "HandlerFunctions" HandlerFunctionsオプションで指定されたハンドラ "HandlerFunctionsKeys" HandlerFunctionsKeysで指定されたハンドラ関数のキー "TaskEnvironment" "Session","Local","Cloud"あるいは"External" "TaskStatus" タスクのステータス("Running","Waiting"等) "TaskType" タスクのタイプ("Immediate","Scheduled"等) "TaskUUID" 一意的タスク識別子 - 評価する式はHoldFormに囲まれて返される.
- "EventData"によって与えられるハンドラ関数のキーの最近値は連想として返される.特定のキーがまだ設定されていない場合は,Missing[…]として返される.
- スケジュールされたタスクには,次の追加的な特性がある.
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"Schedule" タスクのスケジュール指定 "RunInterval" タスクの実行間隔 "PreviousRunCount" これまでにタスクが実行された回数 "RemainingRunCount" これからタスクが実行されなければならない回数 "TotalRunCount" スケジュールされているタスクの総実行回数 "NextScheduledTime" タスクの次回の実行スケジュール - タスクオブジェクト obj の使用可能な全特性のリストは,obj["Properties"]で得ることができる.
- 可能なタスクステータス
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"Waiting" タスクは実行待ち "Running" タスクの式は現在評価中 "Finished" タスクは終了し,繰り返されはしない "Suspended" タスクは中断されている "Removed" タスクは削除された - 使用可能なタスクのタイプには,"Immediate","Asynchronous","Scheduled","Continuous"がある.
- Normal[obj]はTaskObjectの連想としての表現を与える.
例題
例 (4)
TaskObjectをAssociationに変換する:
タスクを表すAssociationを得る:
Wolfram Research (2017), TaskObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TaskObject.html (2019年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2017), TaskObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TaskObject.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2017. "TaskObject." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/TaskObject.html.
APA
Wolfram Language. (2017). TaskObject. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TaskObject.html