TreeLevel

TreeLevel[tree,levelspec]

treelevelspec で指定されたレベルのすべての部分木のリストを与える.

TreeLevel[tree,levelspecelem]

levelspec で指定されたレベルの部分木の要素 elem のリストを与える.

TreeLevel[levelspec]

木に適用可能なTreeLevelの演算子形を与える.

詳細とオプション

  • TreeLevelTreeオブジェクトの任意のレベル範囲の部分木をリストにする.部分木のリストは,深さ優先探索や幅優先探索を含む多くの異なる順序で与えることができる.
  • TreeLevel[tree,levelspec]は指定のレベルにある部分木のリストを与える.これはTreeLevel[tree,levelspec"Subtree"]と表すこともできる.
  • TreeLevel[tree,levelspec"Data"]は指定のレベルにあるデータのリストを与える.
  • TreeLevelは標準的なレベル指定を使う.
  • nレベル1からレベル n まで
    Allレベル0からInfinityまで
    Infinityレベル1からInfinityまで
    {n}レベル n のみ
    {n1,n2}レベル n1からレベル n2まで
    "Leaves"レベル-1のみ
    "NonLeaves"レベル0 からレベル-2まで
  • 正のレベル n+1はレベル n の部分木の子である tree のすべての部分木からなる.
  • レベル0は木の根に相当する.
  • レベル-1は葉に相当する.
  • 負のレベル-(n+1)は子がレベル-1, -2, , -n(最高レベルは-n)にあるすべての部分木からなる.
  • TreeLevelは,左から右で深さ優先順に,親の前に子を訪れる形で部分木を横断する.
  • TreeLevel[,TreeTraversalOrderorder]を使うと,深さ優先探索や幅優先探索のように異なる順序で部分木を訪れることがでいる.
  • TreeLevel[levelspec][tree]TreeLevel[tree,levelspec]に等しい.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (3)

第2レベルの部分木を抽出する:

あるレベル範囲のデータを抽出する:

TreeLevelの演算子形を使う:

スコープ  (8)

レベル指定  (7)

すべての葉の部分木を抽出する:

レベル123の部分木を抽出する:

レベル3の部分木だけを抽出する:

レベル0からレベル2までを抽出する:

レベル1から始めてすべての葉を抽出する:

レベル0も抽出する:

負のレベル:

正と負の葉を混ぜることができる:

葉を抽出する:

葉ではないものを抽出する:

木の位置指定にTreeLevelの演算子形を使う:

要素  (1)

部分木を抽出する(デフォルト):

データを抽出する:

オプション  (3)

TreeTraversalOrder  (3)

デフォルトで,部分木は深さ優先順でリストされ,親は子の後で訪れられる:

上から下で右から左の順を指定する:

部分木を幅優先順でリストする.木から同じレベルのノードは次のノードの前に訪れられる:

部分木を葉優先順でリストする.葉から同じレベルのノードは次のレベルのノードよりも先に訪れられる:

アプリケーション  (2)

根からの連続レベルの部分木を抽出する:

下からの連続レベルの部分木を抽出する:

特性と関係  (4)

TreeLevel[tree,levelspec]TreeChildren@TreeExtract[tree,TreeLevel[levelspec]]に等しい:

Level[expr,levelspec]TreeLevel[ExpressionTree[expr,"Subexpressions"],levelspec"Data"]に等しい:

Level[expr,levelspec,HeadsTrue]TreeLevel[ExpressionTree[expr,"Subexpressions",HeadsTrue],levelspec"Data"]に等しい:

TreeLeavesはレベル-1の部分木を与える:

考えられる問題  (1)

TreeLevelは,デフォルトでレベル1から始めるので木全体は抽出しない:

Wolfram Research (2021), TreeLevel, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeLevel.html (2022年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2021), TreeLevel, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeLevel.html (2022年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2021. "TreeLevel." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeLevel.html.

APA

Wolfram Language. (2021). TreeLevel. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeLevel.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_treelevel, author="Wolfram Research", title="{TreeLevel}", year="2022", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeLevel.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_treelevel, organization={Wolfram Research}, title={TreeLevel}, year={2022}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeLevel.html}, note=[Accessed: 21-November-2024 ]}