BlockchainAddressData(for Ethereum)

$BlockchainBase = "Ethereum"

BlockchainAddressData["address"]

イーサリアムブロックチェーンの指定されたアドレスに関連する入手可能な情報を与える.

BlockchainAddressData[assoc]

assoc 中の指定と一致する特性に関連する入手可能な情報を与える.

BlockchainAddressData[addressSpec,prop]

イーサリアムブロックチェーンアドレスの指定された特性を与える.

詳細

  • ブロックチェーンの address は,以下で指定できる.
  • "address"イーサリアムブロックチェーンのアドレス
    "chain""address"指定された公開ブロックチェーンのアドレス
    {"chain","network"}"address"イーサリアムブロックチェーンの特定のネットワークのアドレス
  • addressSpec 入力は,String address であれAssociation assoc であれ,任意の入力を参照する.
  • BlockchainAddressData[assoc]の連想 assoc は次のキーがある要素を持つ.
  • "Address"イーサリアムブロックチェーンのアドレス
    "TimeInterval"含めるトランザクションの時間間隔
    "BlockNumberInterval"トランザクションを含めるべきブロック
    "BlockNumber"ブロックチェーンの特定の高さに関連付けられた数
  • 以下の特性がある.
  • "Address"イーサリアムのアドレス
    "Type"アドレスのタイプ
    "DeploymentData"契約を配備したトランザクションの要約
    "Balance"weiによる口座残高の現在価値
    "ValueInUSDollars"米ドルによる口座残高の現在価値
    "TransactionCount"このアドレスから送られたトランザクション数
    "TotalTransactions"このアドレスが関係しているトランザクション総数
    "TotalInternalTransactions"このアドレスを含む内部トランザクションの総数
    "TotalEvents"このアドレスが発火させたイベントの総数
    "TransactionList"このアドレスの最近のトランザクションの要約リスト
    "InternalTransactionList"このアドレスの最近の内部トランザクションの要約リスト
    "EventList"このアドレスが引き起こした最近のイベントの要約リスト
  • 次は,連想 assoc"BlockNumber""TimeInterval"あるいは"BlockNumberInterval"の要素を含んでいる場合の追加的な特性である.
  • "BlockTransactions"指定されたブロックに関連付けられたトランザクションの総数
    "BlockInternalTransactions"指定されたブロックに関連付けられた内部トランザクションの総数
    "BlockEvents"指定されたブロックに関連付けられたイベントの総数
  • 連想 assoc"BlockNumber"を含む場合,"ValueInUSDollars"特性はそのブロックがブロックチェーンに加えられたときの口座残高の値を返す.
  • 連想 assoc"BlockNumberInterval"あるいは"TimeInterval"を含む場合,出力は使用可能な特性の部分集合だけを含む.
  • "Type"特性はContract"または"Externally Owned Account"でよい.
  • "DeploymentData"は以下の特性をキーとして持つ連想を与える.
  • "BlockNumber"契約配備トランザクションに関連付けられた高さ
    "Timestamp"契約配備トランザクションに関連付けられた時間
    "TransactionID"契約配備トランザクションに関連付けられたトランザクションハッシュ
    "Sender"契約配備トランザクションに関連付けられた送信者アドレス
  • 次は,出力リストの一般的な特性である.
  • "TransactionID"トランザクションハッシュ
    "BlockNumber"トランザクションを含むブロック番号
    "Timestamp"ブロックのタイムスタンプ
  • 次は,"TransactionList"の追加特性である.
  • "Sender"トランザクションの送信者
    "Receiver"トランザクションの受信者
    "Amount"送信された通貨額
  • 次は,"InternalTransactionList"の追加特性である.
  • "CallType"実行の内部トランザクションタイプ
    "Sender"トランザクションの送信者
    "Receiver"トランザクションの受信者
    "Amount"送信された通貨額
  • 次は,"EventList"の追加特性である.
  • "Address"このイベントを引き起こした契約のアドレス
    "Topics"トランザクション受領記録内でインデックスが付けられたイベントのパラメータ
    "Data"トランザクション受領記録内で符号化されたイベントのパラメータ
  • 次は,使用可能なオプションである.
  • BlockchainBase Automaticブロックチェーンとそのネットワークを設定する
    MaxItems 20返す項目の最大数
  • BlockchainAddressDataは,イーサリアムのメインネット(デフォルト)とテストネット(Sepolia)にアクセスできる.これらのネットワークの指定にはBlockchainBaseオプションを使う.
  • MaxItemsの設定は,結果に含めるイベント,内部トランザクション,トランザクションの最大数を指定する.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (7)

メインネットのイーサリアムアドレスをチェックする:

第1引数でブロックチェーンを指定する:

第1引数でブロックチェーンとネットワークを指定する:

ブロック1,718,497が採掘されたときのアドレスのデータを得る:

特定のアドレスのイベントにブロックでフィルタをかける:

特定のアドレスの内部トランザクションに時間でフィルタをかける:

イーサリアムのアドレスから特性を得る:

イーサリアムのアドレスから複数の特性を得る:

スコープ  (15)

Address  (1)

指定したアドレスと一致するものを得る:

Balance  (1)

イーサリアムのアドレスの現在の口座残高を得る:

BlockEvents  (1)

指定のブロックに関連付けられたイベントの総数を得る:

BlockInternalTransactions  (1)

指定のブロックに関連付けられた内部トランザクションの総数を得る:

BlockTransactions  (1)

指定のブロックに関連付けられたトランザクションの総数を得る:

DeploymentData  (1)

契約を配備したトランザクションの要約を取得する:

EventList  (1)

イーサリアムのアドレスに関連付けられた最新の5つのイベントを得る:

InternalTransactionList  (1)

イーサリアムのアドレスに関連付けられた最新の5つの内部トランザクションを得る:

TotalEvents  (1)

イーサリアムのアドレスに関連付けられたイベントの総数を得る:

TotalInternalTransactions  (1)

イーサリアムのアドレスに関連付けられた内部トランザクションの総数を得る:

TotalTransactions  (1)

イーサリアムのアドレスに関連付けられたトランザクションの総数を得る:

TransactionCount  (1)

イーサリアムのアドレスから送信されたトランザクションの総数を得る:

TransactionList  (1)

イーサリアムのアドレスに関連付けられた最新の5つのトランザクションを得る:

Type  (1)

イーサリアムのアドレスのタイプを得る:

ValueInUSDollars  (1)

イーサリアムのアドレスの口座残高の米国ドルによる現在の値を得る:

オプション  (5)

BlockchainBase  (2)

Mainnet  (1)

メインネットワークのイーサリアムのアドレスをチェックする:

Testnet  (1)

テストネットワークのイーサリアムアドレスをチェックする:

MaxItems  (3)

イーサリアムのアドレスの最新の10のトランザクションをリストにする:

イーサリアムのアドレスに関連付けられた最新の5つのイベントを得る:

イーサリアムのアドレスに関連付けられた最新の5つの内部トランザクションを得る:

アプリケーション  (1)

特定のイーサリアムアドレスの"ValueInUSDollars"特性を得る:

金額を別の通貨に変換する:

特性と関係  (2)

イーサリアムのアドレスは異なる3つの方法で指定できる:

すべては同じである:

"BlockNumberInterval"または"TimeInterval"でアドレスにフィルタをかける場合, 出力は使用可能な特性のすべてではなく,その部分集合だけを含む:

考えられる問題  (4)

存在しないアドレス  (2)

あるネットワークのアドレスを別のネットワークで使うとMissing出力が返される:

ブロックチェーンに存在しないアドレスにブロックの高さや時間でフィルタをかけるとMissing出力が返される:

不正なアドレス  (1)

無効なアドレス,公開鍵,あるいはユーザ名を与えると$Failed出力が返される:

米ドルでは使用不可能な値  (1)

アドレスに"BlockNumber"でフィルタをかけると,"ValueInUSDollars"特性はブロックが採掘されたときの口座残高の値を米ドルで返す.その特定の時点に関連付けられた値についての情報が入手できないときは,Missing出力が返される:

CurrencyConvertで現在の為替レートを使ってそのときの口座残高を他の通貨に変換することはできる:

Wolfram Research (2019), BlockchainAddressData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainAddressData-Ethereum.html.

テキスト

Wolfram Research (2019), BlockchainAddressData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainAddressData-Ethereum.html.

CMS

Wolfram Language. 2019. "BlockchainAddressData." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainAddressData-Ethereum.html.

APA

Wolfram Language. (2019). BlockchainAddressData. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainAddressData-Ethereum.html

BibTeX

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BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_blockchainaddressdata, organization={Wolfram Research}, title={BlockchainAddressData}, year={2019}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainAddressData-Ethereum.html}, note=[Accessed: 21-November-2024 ]}