PLY (.ply)
予備知識
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- 3D幾何形式.
- ASCIIまたはバイナリ形式.
- 3Dグラフィックスオブジェクトの保管と交換に使われる.
- 「Stanford Triangle Format」として知られる.
- PLYはpolygonから派生した頭字語である.
- 3Dオブジェクトを線と多角形プリミティブの集合とその特性として保管する.
- ユーザ定義の書式要素が使える.
ImportとExport
- Import["file.ply"]はPLYファイルを,曲面を表すMeshRegion オブジェクトとしてインポートする.
- Import["file.ply",elem]はPLYファイルから指定された要素をインポートする.
- インポート形式はImport["file","PLY"]またはImport["file",{"PLY",elem,…}]で指定できる.
- Export["file.ply",expr]は3Dメッシュベースの幾何領域をバイナリPLYファイルにエキスポートする.expr にはConstantRegionQである任意の領域,またはGraphics3Dのオブジェクトが指定できる.
- Export["file.ply",expr,{opt1->val1,…}]はファイル形式に対して指定されたオプションで expr をエキスポートする.
- エキスポート形式はExport["file",expr,"PLY"]またはExport["file",{"PLY",opt1->val1,…}]で指定できる.
- 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
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Import, Export ファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする CloudImport, CloudExport クラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする ImportString, ExportString 文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする ImportByteArray, ExportByteArray バイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする
Import要素
- 一般的なImport要素:
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"Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト "Summary" ファイルの概要 "Rules" 使用可能なすべての要素の規則のリスト - データ形式表現要素:
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"BinaryFormat" ファイルがバイナリPLYであるかASCII PLYであるか "Comments" コメント "VertexData" 頂点座標のリスト "PolygonData" 指標付き形式の多角形要素 "UserExtensions" 多角形の頂点に関連付けられたユーザ定義のデータ - 形状の表現要素:
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"BoundaryMeshRegion" 立体の境界メッシュ表現 "MeshRegion" 曲面のメッシュ表現 - グラフィックス表現要素:
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"Graphics3D" Graphics3Dオブジェクトで表されたPLYファイル "GraphicsComplex" GraphicsComplexオブジェクトで表されたPLYファイル "PolygonObjects" 絶対座標で与えられる多角形プリミティブのリスト - ImportとExportはデフォルトでPLYファイルに"MeshRegion"要素を使う.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (13)
Import要素 (11)
"Graphics3D" (1)
Graphics3Dオブジェクトを与える:
"GraphicsComplex" (1)
GraphicsComplexオブジェクトを与える:
"PolygonObjects" (1)
絶対座標で与えられたPolygonプリミティブのリストを与える:
Exportオプション (2)
デフォルトではエキスポートの際にASCIIファイルが生成される:
バイナリファイルを生成するためには"BinaryFormat" Trueを使用する: