行列の部分
Wolfram言語には行列の部分の抽出と操作に便利ないくつかの方法がある.柔軟な[[ ]] (Part)と;; (Span)の2つのシンタックスは,部分行列と行列の要素に対する操作のコンパクトながらも分かりやすい表現を提供する.Wolfram言語の記号文字もまた,パターンと規則ベースの要素指定に便利である.
Dimensions — 行列の次元
MatrixQ — 式が行列であるかどうかを判定する
Part — 要素と部分行列:m[[i,j]];m[[i,j]]=x で再設定可能
Take — 行,列,部分行列を取り出す
Drop — 行,列,部分行列を取り除く
Diagonal — 対角上の要素のリストを取得する
RotateLeft,RotateRight — 列と行を循環的に回転させる
Reverse — 列と行を逆にする
Transpose — 列と行を交換する
Join — 複数の行列の列と行を結合する
UpperTriangularize ▪ LowerTriangularize
Position — パターンに合致する要所の場所を求める
Extract — リストで指定される位置の要素を抽出する
ReplacePart — 要素の集合を置換する
ArrayRules — 非零の要素の位置と値のリストを得る
Map — すべてのレベルに関数を適用する
MapApply —行列の行に関数を適用する
記号ベクトル
Indexed — 記号指標が付けられたベクトルを表す