$CharacterEncoding
入出力の関数で使う文字コード規格を指定する.
詳細
- $CharacterEncodingのデフォルト値は$SystemCharacterEncodingである.
- $CharacterEncoding=Noneの設定のとき,特殊文字はすべて∖[Name]と∖:nnnn の書式に従った印字可能なASCII文字からなる文字列で表される.
- $CharacterEncodingsは,インストールされているすべての文字コードのリストを返す.
- その他の指定可能な設定値の例
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"AdobeStandard" Adobe標準PostScriptフォントの文字コード "ASCII" 制御文字を含む全ASCII文字コード "EUC" 拡張Unixコード "ISOLatin1" ISO 8859‐1標準文字セット "ISOLatin2" ISO 8859‐2標準文字セット "ISOLatin3" ISO 8859‐3標準文字セット "ISOLatin4" ISO 8859‐4標準文字セット "ISOLatinCyrillic" ISO 8859‐5標準文字セット "MacintoshRoman" Macintoshローマンフォントの文字コード "PrintableASCII" 印字可能ASCII文字コード "ShiftJIS" JIS X 0208‐1990規格と拡張規格のシフトJIS文字コード "Symbol" シンボルフォント用文字コード "UTF‐8" Unicode変換形式 "WindowsANSI" Windows標準フォントの文字コード "ZapfDingbats" Zapf dingbatsフォントの文字コード - $CharacterEncoding="encoding"はデフォルト値としての文字コードを符号化する.この文字コードの指定には8ビット,16ビットあるいは21ビットのコード規格が指定できる.指定される文字コードは入力と出力の両方に使われる.
- 符号化できない文字の入力には,標準書式∖[Name]あるいは∖:nnnn を使う.
- テキスト型インターフェースにおいて$CharacterEncodingの設定を変更すると,Wolframシステムセッションの標準入出力は直ちに新たな文字コードにならう.
- ノートブック用フロントエンドを使っているとき,ノートブックに取り込まれる文字は,通常使用中のオペレーティングシステムとロケールに対応し自動的に選択される文字コードによって処理される.完全なUnicodeに限り,WSTP接続を通してカーネルへ送られる.
- $CharacterEncodingの設定は,シンボル名やコメント文を含む入出力で使われるすべての文字に対して使われる.
- $CharacterEncodingの設定はグラフィックスプリミティブで使われるText要素に対しても使われる.
例題
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$SystemCharacterEncodingを使って$CharacterEncodingのデフォルト値を決定する:
Wolfram Research (1996), $CharacterEncoding, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/$CharacterEncoding.html (2007年に更新).
テキスト
Wolfram Research (1996), $CharacterEncoding, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/$CharacterEncoding.html (2007年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1996. "$CharacterEncoding." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/$CharacterEncoding.html.
APA
Wolfram Language. (1996). $CharacterEncoding. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/$CharacterEncoding.html