AbsoluteTime
所属する時刻帯における1900年1月1日からの経過時間を秒単位で返す.
AbsoluteTime[date]
指定された date に対応する絶対時間指定を与える.
詳細とオプション
- AbsoluteTime[]は,使用中のコンピュータシステムに合わせた日付と時刻を返す.また,タイムゾーンや夏時間等の補正は一切行わない.
- AbsoluteTime[date]では,以下の日付と時間の指定が date として与えられる.
-
date DateObject指定 {y,m,d,h,m,s} DateList指定 time AbsoluteTime指定 "string" DateString指定 {"string",fmt} 指定形式で形成された日付文字列 - AbsoluteTime[TimeZone -> z]は,使用中のコンピュータが$TimeZoneで指定された時刻帯に設定されているとして,時刻帯 z から推論される日付と時刻を返す. »
- AbsoluteTime[]は常に$TimeUnit秒の粒度まで正確である.多くのシステムではこれ以上に正確である.
- AbsoluteTime[{y,m,…}]ではより短いリストも使うことができる.例えば,{y}は{y,1,1,0,0,0}に等しく,{y,m}は{y,m,1,0,0,0}に等しい.
- m, d, h, m, s の通常の範囲外の値は適切に換算される.d, h, m, s の整数値以外の値も使うことができる. »
- AbsoluteTimeが返す秒数はうるう秒を考慮していない.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (5)
スコープ (5)
アプリケーション (1)
DateListPlotを使って絶対時刻の 座標を持つデータを時間スケール上にプロットする:
特性と関係 (5)
1900年1月1日から2000年1月1日までの秒単位による経過時間:
AbsoluteTimeは日付を1900年年頭からの秒で表す:
DateObjectは指定された日付を表す:
DateListは日付を日付要素のリストとして表す:
DateStringは日付を文字列として表す:
AbsoluteTimeが返す秒数は"AbsoluteTime"暦に対応する:
UnixTimeは,グリニッジ標準時での1970年初めからの秒数を返す:
次は,1900年1月1日から1970年1月1日までの秒数である:
JulianDateは,グリニッジ標準時での紀元前4714年11月24日正午からの日数を返す:
テキスト
Wolfram Research (1991), AbsoluteTime, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/AbsoluteTime.html (2014年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1991. "AbsoluteTime." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/AbsoluteTime.html.
APA
Wolfram Language. (1991). AbsoluteTime. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/AbsoluteTime.html