AudioChannelMix

AudioChannelMix[audio]

audio のチャンネルを平均化することでミックスし，中央にパンしたステレオ音声オブジェクトを返す．

AudioChannelMix[audio,desttype]

音声チャンネルをミックスして指定の desttype にする．

AudioChannelMix[video,…]

video の音声チャンネルをミックスする．

詳細

  • m チャンネル audio オブジェクトについて次の目標タイプ desttype を指定することができる．
  • "Mono"チャンネル値の平均を使ったモノラル信号
    {"Mono",{w1,…,wm}}重み付き平均を使ったモノラル信号
    "Stereo"平均値を使い中央にパンしたステレオ信号
    {"Stereo",{w1,…,wm}}重み付き平均と中央パニングを使ったステレオ信号
    {"Stereo",{w1,…,wm},{p1,…,pm}}重み付き平均と指定のパニングを使ったステレオ信号
    nm 個の入力チャンネルを均等に分配した n チャンネル信号
    {n,mat}任意の m×n 分配行列 mat を使った n チャンネル信号
  • 分配行列 mat で，要素 wijは出力チャンネル j に入る入力チャンネル i の量である．
  • 指定の重み wiは，スカラー倍数またはデシベルで与えることができる．
  • スカラー倍数 wiはデシベル単位のに等しい．
  • "Stereo"ミキシングについては，正弦曲線のパンが使われる．
  • 返されるオブジェクトのAudioTypeは"Real32"または"Real"である．

例題

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例  (1)

モノラル音声をステレオに変換する：

ステレオ音声をモノラルにダウンミックスする：

スコープ  (5)

モノラルにダウンミックスするときは，デフォルトで，すべての入力チャンネルの平均が使われる：

入力チャンネルに割り当てられる重みを指定する：

ステレオにミックスするときは，デフォルトで，すべての入力チャンネルの平均が両方の出力チャンネルに複製される：

各入力チャンネルに異なる重みを使う：

デフォルトで，すべての入力チャンネルが中央にパンされる．各入力チャンネルのパンの度合いを指定する：

すべての入力チャンネルを均等にミックスして3チャンネル信号を作る：

分配行列を使ってすべての重みを指定する：

重みをデシベルで指定する：

動画の音声トラックを処理する：

アプリケーション  (2)

充填は使わずに，音声オブジェクトのリストのチャンネル数を揃える：

モノラルのAudioオブジェクトを任意数の出力チャンネルに配備する：

特性と関係  (4)

音声の算術演算を使って，信号を単一チャンネルにダウンミックスする：

重みが指定されていない場合は，入力チャンネルの平均がすべての出力チャンネルに複製される：

Dotとの関係：

目標が"Stereo"なら，パン指定はAudioPan操作に等しい：

Wolfram Research (2016), AudioChannelMix, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioChannelMix.html （2024年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2016), AudioChannelMix, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioChannelMix.html （2024年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2016. "AudioChannelMix." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioChannelMix.html.

APA

Wolfram Language. (2016). AudioChannelMix. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioChannelMix.html

BibTeX

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BibLaTeX

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